病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

日常に潜むヒ素~ヒ素の毒性とデトックス~

f:id:musclesamuraiK:20200924183413j:plain

 

別の記事でカドミウムの害を紹介していますが、ヒ素も日常に潜む有毒物質です。

 

カドミウムに関してはこちらで詳しく書いてます。

www.muscle-samurai.xyz

 

ヒ素も私たち日本人の食卓によく並んでいる食品に多く含まれているので、どのような食品から私たちはヒ素を摂取しているのか、そしてヒ素にはどのような毒性があるのかを紹介していきます。

 

海産物にはヒ素が含まれているf:id:musclesamuraiK:20200924185445j:plain

 

ヒ素が有名になったのは1998年7月、和歌山市で行われた夏祭りで、カレーを食べた合計67人が腹痛や吐き気を訴えて病院に搬送された事件で、4人が死亡しています。

 

これは「毒入りカレー事件」として有名で、そこで使われた毒が亜ヒ素と言って、そこから毒物として有名になりました。

 

2003年には茨城県神栖町(現神栖市)で、井戸水を使っていた住民から手足の痺れなどの体調不良の訴えがあったので県が調査したところ、基準値の450倍の高濃度ヒ素が検出されたという事態が起こりました。

 

採掘調査をして原因を突き止めたところ、高濃度のヒ素を含んだ大きなコンクリートが発見されました。

 

誰かが不法投棄した疑いが強く、埋められたコンクリートからヒ素が染み出して地下水を汚染していたのです。

 

このように事件と関わることの多いヒ素ですが、この物質もカドミウムと同じように自然界に存在している物質です。

 

鉱物や化石燃料の中に含まれており、これらを人間が利用することによって環境中に排出されています。

 

他には地底のマグマにも含まれていて、火山活動により地上に排出されるケースもあります。

 

ですので、火山の近くにある井戸や河川には高濃度のヒ素が含まれていることが度々あるようです。

 

火山は海底にも多くありますので、もちろん海水にも溶け込んでいます。

 

火山付近の海底のヒ素濃度が高いのはもちろんですが、海は海流によって循環しているので、どこの海にも一定レベルのヒ素が溶け込んでしまいます。

 

そうなると、魚介類や海草など、海の生物はその体内にヒ素を蓄積していることになります。

 

ある調査によると、陸上の動植物に含まれているヒ素は、大体0.1ppm程度ですが、海洋生物には1ppm以上のヒ素が含まれていて、特に浅い海の海底にいる無脊椎動物や海藻からは数十から100ppmを超えるヒ素が検出されるものがあるようです。

 

そしてこのような生物たちの多くは海産物として食品になっています。

 

日本人の多くは魚から水銀を摂取していますが、ヒ素も同様に摂取してしまっていることになります。

 

 

 

ヒジキに含まれているヒ素

f:id:musclesamuraiK:20200926010134j:plain

 

2004年の7月にイギリスの食品企画庁(FSA)はヒジキに無機ヒ素という発ガン性物質が含まれているとして、イギリス国民に食べるのを控えるよう勧告しました。

 

厚生労働省はこのようなヒジキの健康への危険性に対して、以下のように回答しています。

  • 平成14年度の国民栄養調査によれば、日本人の1日あたりの海藻摂取量は14.6gであり、これは海苔や昆布を含んだ量です。
  • 摂取している海藻類の内、ヒジキが占める割合は6.1%程度であることから、ヒジキの1日あたりの摂取量は0.9gである。
  • WHOが1988年に定めた無機ヒ素のPTWI(暫定的耐容週間摂取量)は15㎍/㎏体重/週であり、体重50kgの人の場合、107㎍/人/日(750㎍/人/週)に相当します。FSAが調査した乾燥ヒジキには最大で1㎏あたり22.7mgの無機ヒ素が含まれていましたが、仮にこのヒジキを食べるとしても、1日に4.7g(1週間33g)以上を継続的に摂らない限り、ヒ素のPTWIを超えることはありません。
  • 海藻中に含まれるヒ素によるヒ素中毒の健康被害が起きたとの報告はありません。また、ヒジキは食物繊維を豊富に含み、必須ミネラルも含んでいます。
  • 以上から、ヒジキを極端に多く摂取するのではなく、バランスの良い食生活を心がければ健康上のリスクが高まることは無いと思われます。

 

つまり、 有害な無機ヒ素がヒジキに含まれていたとしても、極端に食べ過ぎなければミネラルも食物繊維も豊富に含む食材なので、食生活に取り入れても問題ないということになります。

 

日本人は大昔から多くの海産物を食生活の中に取り入れてきましたが、それでヒ素中毒になったという例はないようです。

 

海産物に含まれているヒ素は毒性の低い有機ヒ素だという説もあるようで、魚を含めて海産物に蓄積されているヒ素はそれほど神経質にならなくてもよいようです。

 

しかし、現状ではヒジキなどの海産物のヒ素についてははっきりとした研究結果が出ていないので、他の食品に定められているような基準も設定されていません。

 

魚介類を食べると水銀と共にヒ素は体の中に入ってくるので、毒性を知ってしまったなら少しでも体の中に溜めずに排出した方がいいですね。

 

 

 

効率よく楽にヒ素を体からデトックスするには?

f:id:musclesamuraiK:20200907170038j:plain

 

体に溜まっているヒ素を効率よく排出するには、私の行っているイオンクレンズによるデトックスがおすすめです。

 

これは、イオンを発生させる機械の入ったバスタブの中に足を入れているだけで、イオンが体の中の有害な物質(ヒ素や水銀を含む)を吸着して、体の外に排出してくれます。

 

アメリカの最新のデトックスで、アメリカの医師たちも効果を認めるほどです。

 

詳しくはこちらで説明しているので読んでみてください。

www.muscle-samurai.xyz

 

ヒ素は摂りすぎると死んでしまうほどのリスクのある物質なのに、日常的に当たり前に摂取してしまっているので、少しでも体の外に排出することを心がけたいものです。

 

 

 

あなたの健康を願っています。