病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

【潰瘍性大腸炎】食品に漂白剤⁉

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漂白剤と言えば、衣類や台所でよく使われていますが、実は「食品」にも使われているのです。。

 

そして漂白剤として使われている添加物はどれも毒性が強いです。

 

私は漂白剤の使われている食品は食べないようにしているので、ぜひこれを読んでいる人は漂白剤として使われている添加物を覚えて避けていただけたらと思います。

 

添加物としての漂白剤

 

 

まず食品添加物として漂白剤はどのような目的で使われているのでしょうか?

 

それは主に、野菜、果物、加工食品の漂白、保存、そして酸化防止の目的で使われています。

 

漂白の目的としては、食品の色調を整えたり、原料に含まれる、あまり見栄えの良くない色素成分や着色物質を白くしたり、鮮明で消費者に見た目の綺麗な色に整える目的で使われます。

 

以下で紹介する、亜塩素酸Naのように酸素の酸化作用で食品中の色素を分解して脱色する「酸化漂白剤」と、亜硫酸Naのように、分解してできる亜硫酸で色素を還元(酸素を奪う)して漂白する「還元漂白剤」があります。

 

ゴマ、豆類、野菜を漂白する目的で漂白剤を使用することは、その品質、鮮度などに関して消費者の判断を誤らせる恐れがあるために禁止されています。

 

しかし、「漂白」ではない目的であれば、添加物名の横に「目的」を表記すれば使用できるので、結局は使用されています。

 

闇ですね。

 

 

亜塩素酸Na(ナトリウム)

 

名前からして人の体内に入れていいような代物ではありませんが、実際に亜塩素酸Naは毒性が強く、使用する際には「最終食品の完成前に分解または除去すること」という条件がついています。

 

この添加物の恐ろしい所は、この条件に従い、最終的に食品に亜塩素酸Naが残って無ければ表示が免除されるので、消費者には、この毒性の高い添加物が使われたことがわからないのです。

 

亜塩素酸Naは主に生食用野菜、

さくらんぼ、柑橘類の果皮、ふき、もも、ぶどう、卵類の漂白に使われます。

 

これらの食品を食べる際には、よく洗い流さないと、残留して食べた時に摂取してしまう心配があるので、よく洗うようにしましょう。

 

ラット(実験用の白ネズミ)に体重1㎏あたり0.165gの亜塩素酸Naを食べさせると、その半数が死んでしまいます。

 

添加物の中で急性毒性が強く、人に対しての推定致死量は20~30gです。

 

慢性毒性もあり、(完全に毒物ですね笑)飲料水に0.01%という少ない濃度で亜塩素酸Naを混ぜてマウスに30日間が飲ませた実験があります。

 

結果は、マウスの赤血球に異常が見られました。

 

また、同じ濃度の水を今度は妊娠したマウスに飲ませた実験では、生まれた子供の体重が普通よりも少なくなっていました。

 

これは母マウスの消化管が影響を受けて食欲が低下し、お腹の中の子供に十分に栄養がいかなかったからだと考えられています。

 

さらには、細菌の遺伝子を突然変異させたり、染色体を切断する作用もあります。

 

このような化学物質は人間の遺伝子にも作用して突然変異を起こさせ、細胞をガン化させる可能性があると言われています。

 

 

亜硫酸Na(ナトリウム)または亜硫酸塩

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ワインの酸化防止剤としてよく使われており、その際の表記は「漂白剤」ではなく、「亜硫酸塩」となっています。

 

他にも、乾燥果実(干しあんずなど)、かんぴょう、甘納豆、煮豆、えび、水あめ、こんにゃく粉などに使われています。

 

亜硫酸Naは毒性が強く、人間は4g飲むと中毒症状が現れ、5.8gになると胃腸に激しい刺激があります。

 

さらに神経にも影響を及ぼすようで、ラットに亜硫酸Na0.1%をエサに混ぜて食べさせた実験では、神経炎や骨髄委縮が見られました。

 

ウサギを使った実験では胃に出血が見られました。

 

亜硫酸Naは胃に悪影響を及ぼす可能性が高い添加物です。

 

 

二酸化硫黄

 

使用される食材は亜硫酸Naと同じで、酸化防止剤として使用される場合は表示も「亜硫酸塩」と表記されます。

 

二酸化硫黄の気体を「亜硫酸ガス」と言い、これは三宅島が噴火した際に島を覆って島民が帰れなくなった時の毒ガスです。

 

自動者の排気ガスや、工場排煙にも亜硫酸ガスは含まれていて、このような毒性の高いものを食品に添加しているのです。

 

二酸化硫黄を100ppm(ppmは、100万分の1を表す濃度の単位)および450ppm含む赤いワインをラットに毎日長期間飲ませた実験では、肝臓の組織呼吸に障害が見られました。

 

この実験で使われた二酸化硫黄の濃度は、市販のワインに含まれる濃度とそれほど変わらないので、二酸化硫黄が添加されたワインを飲み続けると、肝臓に悪影響が出る可能性があります。

 

そして、表記では亜硫酸塩ですが、ワインの化防止剤の中でもっともよく使われているのがこの二酸化硫黄です。

 

 

ピロ亜硫酸Naナトリウム

 

ワインの酸化防止剤として使用されていて、表記は「亜硫酸塩」となっています。

 

乾燥果実(干しあんずなど)、かんぴょう、甘納豆、煮豆、えび、水あめ、こんにゃく粉などに使われています。

 

このピロ亜硫酸Naはビタミンを欠乏させ、成長を悪くする心配があります。

 

0.6%を含むエサで若いラットを育てた実験では、ビタミンB1欠乏症を起こして成長が悪くなり、下痢も見られました。

 

含有量が0.1%のエサの場合でも成長が悪くなり、原因がビタミンB1の欠乏によるものと判断されました。

 

この実験のエサに含まれる濃度は、かんぴょうや干しあんず、ワインなどに添加される場合とそれほど変わらないため、私たちが口にしても、同じような症状が現れる可能性があります。

 

 

ピロ亜硫酸K(カリウム)

 

ワインに酸化防止剤として使用されていて、表記は「亜硫酸塩」となっています。

 

乾燥果実(干しあんずなど)、かんぴょう、甘納豆、煮豆、えび、水あめ、こんにゃく粉などに使われています。

 

毒性は上記のピロ亜硫酸Naとほぼ同じで、ビタミンB1を欠乏させる可能性があります。

 

 

次亜硫酸Na

 

ワインの酸化防止剤として使用されていて、表記は「亜硫酸塩」となっています。

 

乾燥果実(干しあんずなど)、かんぴょう、甘納豆、煮豆、えび、水あめ、こんにゃく粉などに使われています。

 

化学構造と性質がピロ亜硫酸Naと似ているので、毒性も同じく、ビタミンB1の欠乏を引き起こしやすいと考えられています。

 

 

過酸化水素

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これも危険性の高い添加物で、1980年の1月に、当時の厚生省(現厚生労働省)が「過酸化水素に発ガン性があることがわかったので、可能な限り使用しないこと」いう通達を食品業界に出しました。

 

厚生省の助成金による動物実験で、発ガン性が認められたからです。

 

その実験内容は、マウスに過酸化水素を0.1%および、0.4%の濃度に溶かした水を74日間飲ませたところ、十二指腸にガンが発生したというものでした。

 

この当時過酸化水素は数の子やかまぼこ、ゆで麺類の漂白・殺菌に多く使われており、それらの食品業界はとても混乱しました。

 

この通達による損害を日本政府に賠償するように求めた食品業者もあったようです。

 

このような事態に当時の厚生省も困惑し、厚生省の内部では「過酸化水素を使ってもよいが、製品に残留しないように」と、規制をゆるめる意見が出されました。

 

しかし、過酸化水素が製品に残留しているかどうかを調べるのは大変難しく、その当時ではまだその技術が確立されていませんでした。

 

最終的に過酸化水素が製品に残留しているか確認できないことがわかって、事実上使用禁止になりました。

 

この規制で一番困ったのは数の子業者で、かまぼこやゆで麺は他の添加物に切り替えることができましたが、数の子を綺麗に漂白するのは難しく、過酸化水素と同等か、それ以上の漂白作用を持つ添加物を見つけられなかったのです。

 

そこで数の子業界は「過酸化水素を製品に残留させない」ということにフォーカスして、数の子から過酸化水素を取り除く研究を行いました。

 

そして翌年には「カタラーゼ」という酵素で過酸化水素を分解する方法を見つけ、厚生省は、「最終食品の完成前に分解または除去すること」という条件付きで過酸化水素の使用を認めました。

 

現在世に出回っている数の子のほとんどには、過酸化水素による漂白とカタラーゼによる除去処理が行われています。

 

醤油漬けされたりなど、色が付いている数の子には漂白されていないものもありますが、綺麗な「黄金色」の数の子は、漂白されているとみて間違いないです。

 

科学ジャーナリストであり、添加物に関する多くの著書を書かれている渡辺雄二さんが、1995年に東京都と千葉県で買った数の子4製品について㈶日本食品分析センターで過酸化水素が残留していないか調べてもらったところ、2製品から微量ながら過酸化水素が見つかったようです。

 

過酸化水素が除去されなければ製品化できないのにも関わらず、この調査の時には製品に残留していたのです。

 

それだけ過酸化水素を完全除去するのは難しいのでしょう。

 

除去されている製品でも、一度は過酸化水素にさらされているので、食材に何かしらの悪影響が出ている懸念はありますし、微量でも残留する心配はあります。

 

色は漂白済みの数の子と比べたらもちろん悪いですが、無漂泊の数の子も売っているので、私が買う際は無漂泊の数の子を選びます。

 

現状では過酸化水素は数の子にしか使われていないようなので、日常で数の子を食べる機会はおせちの時ぐらいしかありませんが、数の子を購入する際には気を付けましょう。

 

綺麗な数の子=危険ぐらいに思っていてもいいかもしれませんね。

 

 

 

日常での漂白剤の避け方

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私は、一般的に高頻度で消費されている食品で漂白剤の使われている製品は、ドライフルーツとワインだと思います。

 

市販で売られているドライフルーツやワインのほとんどには、上記に紹介した添加物が漂白剤や酸化防止剤と表記されて使われています。

 

私はドライフルーツは好きなのでたまに食べますが、毎回裏の表記を見て、漂白剤の使われていない製品を選ぶようにしています。

 

ナッツとドライフルーツが混ざっている製品のドライフルーツにも高確率で使われているので注意が必要です。

 

私はワインをほとんど飲みませんが、買い物時にワインのコーナーを通る際には、ワインに酸化防止剤が使われているかチェックします。

 

細菌の増殖を抑えるために、酸化防止剤としてここに書いた添加物は使われています。

 

そのおかげで私たちは安全にワインが飲めているので、一概には悪いとは言えませんが、実際に強い毒性があるのは認められているので、ワインを飲む頻度はほどほどにするのが良いと思います。

 

 

 

あなたの健康を願っています。

 

 

 

 引用元

「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物

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