病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患の人必見!困った時のトイレの探し方

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炎症性腸疾患の人たちにとっては健常者と比べてトイレに行く頻度が多くなるので、多くの方は常にトイレに行けるようにして日常を過ごしていると思います。

 

それでも、移動中に急激にトイレに行きたくなってしまうことがあります。

 

もしそこが繁華街などであれば、トイレをかしてもらえる可能性が低くなってしまいます。

 

今回は私の経験から、トイレをかしてもらえる可能性の高い場所を紹介します。

 

都市部の繁華街で急激にトイレに行きたくなった時

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まず、よく出かけに行くであろう繁華街でのトイレ探しのコツです。

 

ほとんどの繁華街では人が多くて汚されやすいので基本的にコンビニはトイレをかしていない所が多いです。

 

繁華街でトイレに行きたくなってコンビニに駆け込み、「トイレはかしていません」と言われた時の絶望感は半端じゃないです。

 

それでは繁華街でトイレの使える場所を紹介していきます。

 

 

商業施設の中のトイレ

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繁華街には商業施設が多いのでその中にあるトイレを利用するのがおすすめです。

 

商業施設のトイレは基本的に綺麗ですし、個室の数も多いので快適に用を済ませる可能性が高いです。

 

もし個室が埋まってても別の階にもトイレがあるのも安心です。

 

これは私が一番使う手段です。

 

 

駅のトイレ

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お腹の調子が良くないときは繁華街に出る前にその駅のトイレを利用しておくのをクセづけておくのがいいです。

 

でも、電車を利用せずに繁華街に出た場合で、駅周辺でトイレに行きたくなった時は、駅員さんに頼めば、トイレだけ利用できることも多いです。

 

大きな駅の場合は商業施設が併設されている場合が多いので、トイレを利用できるところが多いです。

 

 

チェーンの飲食店

 

炎症性腸疾患の人は食に気を付けている人が多いと思うので、チェーンのお店に行くことはほとんどないと思いますが、急激にトイレに行きたくなった時は救世主になります。

 

座ってゆっくり食べるところでは、トイレだけ借りて出るというのは難しいですが、ハンバーガー屋などテイクアウトの出来るお店では借りやすいです。

 

やっぱりおすすめはマクドナルドで、全国のほとんどの繁華街に入ってると思いますし、見つけやすいです。

 

トイレを借りただけでは申し訳ないという人も、用が済んだら飲み物だけでも買えるので、ハンバーガーを食べない人でもおすすめです。

 

 

オフィスビル

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大概の場合は上記の場所でトイレを済ますことができると思いますが、繁華街から少し離れたところに用がある場合でトイレに行きたくなってしまった場合は、オフィスビルに入れば、共用のトイレがあることが多いです。

 

しれっと入ってサクッと済ませれば問題なしです(笑)

 


パチンコ屋

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ここは僕一番のおすすめの場所です!

 

パチンコ屋はどこにでもありますし(田舎程デカい笑)、パチンコを打ってる人たちは基本的にトイレに行きたくても打ってる最中はなかなか行けないので、トイレが空いてます。

 

店員の人と接触する必要のない無いことが多いですし、さらに最近のパチンコ屋のトイレは綺麗なので快適です。

 

私はパチンコを打ったことがありませんが、何度もパチンコ屋のトイレに救われています。

 

 

本当にヤバイ時は野糞

 

「お腹がゆるくて長時間我慢できない!近くにトイレがありそうな場所が全くない!」という時は、最終手段、「野糞」です(笑)

 

繁華街なら上記の場所でトイレに行くことができますが、郊外を歩いている時などで急な便意が来ると絶望的です。

 

そんな時は近くの駐車場の草むらなどでするしかないので、お腹のゆるい日はそういった時のために多めのポケットティッシュやトイレットペーパーを 持ち歩きましょう。

 

私はこの方法で何度かピンチを切り抜けています。

 

これは最終手段ですが、炎症性腸疾患の人はこの方法をとらなければならないこともあると思います。

 

 

 

海外編

 

 

実はこの困った時のトイレ探し、海外に行った時はよりハードになります。

 

モールでショッピングをするだけでしたら問題ありませんが、海外ではコンビニにお客さん用のトイレが無い所がほとんどです。

 

海外で街を歩いていてトイレに行きたくなってしまった時、まず一番に探すべきは、マクドナルドなどの世界規模のチェーンのファストフード店を探すのがおすすめです。

 

マクドナルドやバーガーキングにはよく助けられました。

 

あとは、その国のチェーンのファストフード店を覚えて探すことです。

 

どの国にもその国で有名なチェーン店があるので、渡航前に調べておいて損はありません。

 

 あとはピンチになった時はカフェなどの飲食店を利用するしかありません。

 

ここで気を付けなければならないのは、そのお店の利用者以外には使用できないように、トイレに鍵のかかっていることが多いです。

 

だいたいはパスワードを入力するタイプか、鍵を借りるパターンが多いです。

 

お店に入ったらまずは店員さんに、「May I use restroom」と言いましょう。 

 

鍵が無いお店ではそのまま使わせてくれますし、鍵やパスワードが必要な場合には鍵をくれたりパスを教えてくれます。

 

海外は日本のように治安が良くないので、基本的に警戒されます。

 

なのでお店に入ったらしっかりと店員さんにトイレを使いたいことを伝えましょう。

 

もう一つ注意しなければならないのは、国によってはトイレットペーパーの無い所があります。

 

東南アジアはトイレットペーパーが無く、手動式のウォシュレットのトイレが多いです。

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この写真はマレーシアの空港で撮ったもので、空港なのでペーパーが付いていますが、外に出ると、トイレットペーパーのあるお店はほとんどなく、写真左側に付いてるシャワーで自分で洗浄します。

 

日本人だとこれに慣れていない人が多いと思いますし、お尻がびちゃびちゃの状態でパンツを履くことになります。

 

現地の人に濡れてるお尻をどうしてるのか聞いたら、「みんな濡れたままパンツ履いてるよ」と言っていてカルチャーショックを受けました(笑)

 

でも心配いりません、そういった国ではお店でトイレットペーパーがバラで売っていたりするので、買って持ち歩けば問題ありません。

 

ただし、水の勢いが弱くて詰まりやすかったりするのでそこも気を付けなければなりません。

 

海外のトイレ問題は慣れるまでが大変で、いかに日本のトイレ環境が素晴らしいかわかると思います。

 

 

 

お腹の調子の悪い時は予防をしておく

 

 

お腹の調子が悪いことが朝からわかっている場合は、その日は常にトイレが確実にある場所で用を済ませましょう。

 

それでもトイレに行きたくなってしまうことがわかっている人は、上記の場所を頭に入れてもらってから移動すると、だいぶ気持ちに余裕が生まれると思います。

 

お腹がゆるい時に急激にトイレに行きたくなると結静になれないことが多いので、無駄に歩き回るよりも一旦冷静になってトイレのありそうな場所を考え、そこに向かって一直線に向かった方が早かったりします。

 

普段行かない場所に滞在している時にお腹がゆるい時は、滞在先のホテルや駅などでしっかりと用を済ませておくのが重要です。

 

そしていざという時の野糞のために拭ける紙を持ち歩く事です。

 

この経験が読んでいる人の役に立てば幸いです。

 

 

 

あなたの健康を願っています。

潰瘍性大腸炎という持病を持って人生が豊かになった

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私は潰瘍性大腸炎という難病になった最初の頃は、精神的にも肉体的にも大変でした。

 

しかし、病気と上手に向き合えるようになってからは、私は潰瘍性大腸炎になってからの方が人生の質が前よりも上がっていることに気が付きました。

 

潰瘍性大腸炎や他の難病などを患わずに健康でいるのがもちろん一番幸せな事ですが、コントロールできるようになれば持病というものはそこまで悪いものではないと気付いたので、今回は私が潰瘍性大腸炎になってよかったと思う事をまとめてみたいと思います。

 

潰瘍性大腸炎になってよかった事

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まずはザッと潰瘍性大腸炎になってよかった事を書き出してみます。

 

  • 健康に関する知識が増えた
  • 食に関する知識が増えた
  • 自炊をするようになった
  • 食や健康に詳しい人と出会う機会が増えた
  • 楽観的に考えられるようになった
  • 挑戦することへのためらいがなくなった
  • 後悔しない人生をおくろうと思うようになった
  • 人に優しくなれるようになった
  • 心と体に無理を強いらなくなった
  • 精神を鍛えられる
  • 健康の指標

 

他にもありますが、パッと思い浮かんだだけでも10個以上はありました。

 

1つずつ説明すると、

 

まず、健康に関する知識が増えた」というのは単純に自分で病気を治そうと思ったらたくさんの健康や病気に関する本を読まなければならないので、徐々にそれらに関することに詳しくなりました。

 

最初は潰瘍性大腸炎に関する本ばかりを読んでいましたが、そこから派生して様々な病気や健康法に興味を持つようになり他の病気に関することも勉強するようになりました。

 

これでおじいちゃんおばあちゃんと健康関連の話題で会話ができるようになりました(笑)

 

 

 

「食に関する知識が増えた」というのは、健康関連の本を読んでいると自然に、「病気を治すなら自炊をするのが絶対条件の1つ」ということに気付き、自炊をするようになりました。

 

そしてある程度料理ができるようになれば、んな場所へ行っても食材さえあれば食べるものに困らなくなり、自分の食べたいものも作れるようになるので、外食に頼らなくても良くなることで食事に関して自由になります。

 

さらに、自炊をすることの一番のメリットは、自分が何を食べているかを把握でき、調味料の量もコントロールできることです。

 

私の実家は洋食屋で、外食店の裏側をたくさん聞いてきました。

 

特にチェーン店はもの凄いです(笑)

 

外食店の料理は美味しいのが一番の条件です。

 

そうでないとお客さんは来てくれません。

 

その為、調味料を多く入れたり、油をたくさん使ったりします。

 

調味料もほとんどのお店が業務用の低コストで大量生産されているものを使っていますし、その中身も添加物だらけです。

 

食材の部位も美味しい所しか使いません。

 

都市部などではオーガニック食材を使っていて、化学調味料無添加で・・・のようなお店がありますが、そこまで行くのが大変な人にとっては、自炊をした方が時間も金銭的なコストもかかりません。

 

自炊をすれば、食材を選ぶのもどのような調味料を使うのかも全て自己責任です。

 

私は、自分で学んで得た食に関する知識、例えばどのように作られた調味料や食材が良いかなどを調べた時は、自炊をすることでその食材を使用し、体に良いか?美味しいのか?などを試すのがとても楽しいです。

 

 

 

「食や健康に詳しい人と出会う機会が増えた」というのは、実は普段周りにいる人でも、健康について話してみると、たまにそういうことに詳しい人がいるというのがわかりました。

 

病気に関することや、食について意識うをして生活をしている人たちはあまりそのことを多くの人には話しません。

 

なぜなら特にそういった事を意識していない人に話をしたところで、興味を持たれないからです。

 

私は、生活していて出会うおじいちゃんやおばあちゃんとは病気に関することで仲良くなることができますし(最初は若いのに何でそんなに病気に詳しいの?と驚かれますが)、主婦の方や女性と話をしても食に関することで話が合うことが多いです。

 

病気にならなければ食や健康という話題で、そういった人たちと話が合うということはほとんどなかったと思います。

 

主婦の人と話をしていて、「こういう料理を作ったら子供が喜ぶ傾向がある」

 

という情報も、私が将来子供を持った時の参考になるのでとても貴重な話になります。

 

健康について学んでいくと、男性よりも健康意識が高い女性と話が合うことが多いので、男性と話している時とまた違った情報を得られるようになったのが私にとっては大きなことです。

 

 

 

私にとって難病を持って一番と思えるぐらい良かったと思えることが、「物事を楽観的に考えられるようになった」ことです。

 

生きていると辛い事がたくさんありますが、潰瘍性大腸炎が酷かった時以上に精神的にっも肉体的にも辛い事はなかなか無いので、多少辛いことがあっても、「潰瘍性大腸炎のあの時の辛さに比べたら全然楽だ」と感じられるようになりました。 

 

さらに、私は潰瘍性大腸炎の症状が酷いときに格闘技の試合をして、呼吸ができないくらい苦しくなったことがありました。

 

この時に、「この状態で格闘技を続けていたら死ぬかもしれない」と思い、今までやってみたかったけど、時間やお金の事を気にしてやらなかったことをチャレンジするようになりました。

 

あの時の辛さがあったおかげで、らゆる物事に対して挑戦することへのためらいが無くなった」のと、「後悔の無い人生を送ろう」とも思うようになりました。

 

いつ死んでも後悔の無いように、「やりたい!」と思ったことは可能な限りやるようにしています。

 

例えば、まだ英語も話せない頃から、「英語を話せるようになって外国の様々な女性とデートをしたい!」と思っていたのですが、今では英語もそれなりに話せるようになり、色々な国の女性とデートをすることができました。

 

潰瘍性大腸炎になってなければ、これはただの夢で終わっていたかもしれません(笑)

 

他にも出来る限りでずっとやってみたかった事をしてきました。

 

今でも、どこか遠くの場所でも行きたくなければ少し無理をしてでも行きますし、チャレンジしてみたいことにも何とか時間を作ってチャレンジします。

 

とにかく、やりたいと思った事に対して、やらずに後悔しないようになりました。

 

 

 

病気になったことで人に優しくもなれました。

 

今までは病気で苦しんでいたり、社会的に弱者といわれる人に対して、見下したり特に悪い感情を抱いたりとかはしていませんでしたが、そういった人たちを見かけても特に何も思いませんでした。

 

病気になり、自分が弱者の立場になる経験をしてからは、そういった人で困っているところを見かけたら、可能な限り助けようと思うようになりました。

 

余談ですが、外国に住んでみて自分が「外国人」になる経験をしてみて、日本に住んでいる外国人の人たちに対しての見方も変わりました。

 

 文化も言葉も違う中で、生活し、働く、ということがいかに大変かを身に染みてわかっているので、多少言葉の解釈の誤解によるミスがあっても、一切イライラしたりすることがありません。

 

尊敬の気持ちを持って接するようになれました。

 

先ほど、自分のやりたいことに関しては多少無理をすると言いましたが、病気になってから、心と体に負担となる事に関しては前よりも無理をしないようになりました。

 

心の面では、やりたくなかったり、行きたくなかったりすることに対して、前でしたらその場の流れに流されて断れなかったりしましたが、今ではそういう時には自分の気持ちに素直に従って断るようになりました。

 

ネガティブな感情が潰瘍性大腸炎にとって良くないことがわかっているので、この部分はかなり意識して変えるようにしました。

 

日本社会の中での生活は、NOと言いづらい文化ですので、そうすることでとても気持ちが楽になりストレスがだいぶ軽減されました。

 

私はアスリートとしても生活しているので、もちろんトレーニングで追い込みはするのですが、昔よりは量よりも質を重視するようになりました。

 

トレーニングは好きでやってることなので無理をするのは仕方ないのですが、例えば、夜更かししなかったり、暴飲暴食したりなどで身体に負担をかけることはなくなりました。

 

 

 

それと、潰瘍性大腸炎になり、精神力がかなり鍛えられました。

 

普段特に体に不調の無い人は、日常生活では外からかかるストレスしかかからないと思いますが、潰瘍性大腸炎の症状がある時は、移動する時には常にトイレの場所を意識したり、トイレへ行く回数が増えることによって、人や場所に気を遣ったりします。

 

他にも、食べ物に気を配ったり、お腹の痛みがある場合はそれ自体がかなりのストレスになります。

 

最初の頃はこれがとにかく辛くて、毎日悩んでいました。

 

この辛さをなんとかポジティブに捉えるために、病気の症状が出ていて辛い時期は精神の修行だと思って楽しんでいました。

 

そして、潰瘍性大腸炎は私が体に良くないことをすると私のお腹の調子を乱して教えてくれる、私の体調管理の目安となりました。

 

私がこういった事をすると体調を崩しやすいというのを参考になれば嬉しいので書くと、

 

食事の面だと、油っこいものを食べ過ぎた時、牛乳を飲んだとき、小麦製品をたくさん食べた時は調子が悪くなります。

 

生活の中ですと、風邪や怪我で免疫力が下がった時、睡眠不足の時にはお腹の調子が悪くなります。

 

他には、急激な緊張感にさらされたり、海外旅行など急激に環境が変わった事によるストレスでも調子が悪くなる確率が高いです。

 

 

 

持病という存在が人生の質を高めてくれた

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潰瘍性大腸炎を発症して炎症が酷い時は、どんなことをしていても辛かったです。

 

そんな時に、「私はこれから先の人生を楽しめるのだろうか」と思い、幸福と人生について色々と調べました。

 

そんな中で、世界には自分よりもはるかに辛い境遇で生きている人たちがいるのを知り、実際に海外に出て自分の目で見てきました。

 

ぜひこの写真を見てください。

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これはカンボジアSiem Reapという所に旅行に行った際に撮った写真なのですが、この街の一番の歓楽街を夜歩いている時に、華やかにライトアップされた街を歩く先進国から来た旅行者たちが楽しそうに街の写真を撮っていました。

 

そんな中、1人の少女が裸足でごみ袋を持ってごみを拾い集めていました。

 

この地元の人と旅行社とのもの凄いギャップを見た時に言葉に表せない程の悲しくて悔しい感情が沸き上がり「将来お金を持ったとしても贅沢をするのは出来るだけ控えよう」と思うようになりました。

 

この時から私は、出来るだけお金を使わずに幸福を感じるにはどうすればよいかと考えました。

 

そこで色々と試して私の出した結論は、「勉強をして、その勉強したことが日常生活の中で関連することがあった時に、幸福を感じる」ようになりました。

 

つまり、学ぶ事でたくさんの事を身につけ、それを日常の中で使うことがある時に幸福を感じるということです。

 

添加物や食に関する知識を身につけてスーパーに行けばそれだけで楽しいですし、身近にある様々なものの歴史を調べるだけで、目の前の景色が変わります。

 

外国に関する歴史や文化を学べば、その国の人と出会った時にはすぐに仲良くなれます。

 

そして、もう一つは自然と触れ合う時間を増やしました。

 

私は東京で生まれ育ちましたが、海や山、動物をもっと身近に感じるために、福岡に引っ越しました。

 

今では家の外にある川を眺めて、白鳥を見ているだけで幸せを感じます。

 

東京というあらゆる「モノ」、が溢れている世界から離れて、先人たちが感謝しながら共存していた、「自然」をもっと身近に感じる生活に変えました。

 

今はとてもシンプルな生活をしていますが、とても充実しており毎日幸せを感じながら過ごすことができています。

 

今の生活へ導いてくれたのは間違いなく潰瘍性大腸炎なので、これにはとても感謝しています。

 

病気になった時はとても辛かったですが、少し落ち着いて自分とよく向き合い、本当に自分の生きたい人生を生きれるようになりました。

 

もし今何かの病気で苦しんでいて、これを読んでいる人がいたら、諦めずに行動し、自分にとっての幸福を探してみてください。

 

幸せを感じながら生きていければ、多少辛い事があっても乗り越えていけると思います。

 

 

 

あなたの健康を願っています。

 

 

 

潰瘍性大腸炎になってから行っている習慣~病気に対するマインド~

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今回は私が潰瘍性大腸炎という難病になってからの心の変化、そして病気とどういう気持ちで向き合っているのかを書いていきたいと思います。

 

病気になったばかりの時の心境から今に至るまでの心境を書いていきますので、最近潰瘍性大腸炎と診断された人、長年潰瘍性大腸炎を患っていることでストレスを抱えている人の助けに少しでもなれたらと思って書きたいと思います。

 

難病宣告をされてから自分で治そうと決心するまで

 

 

ある時から毎日血便が出始めて病院に行き、自分が潰瘍性大腸炎という難病だと分かりました。

 

私はその時プロの格闘家として活動しており、お医者さんから「ストレスの多くかかる格闘技なんてできないよ」と言われた時は心の底からショックでした。

 

自分の人生をかけ、せっかくプロになって活動し始めたばかりの頃でした。

 

それからしばらくその忠告を無視して試合を続けましたが、試合が決まった時の恐怖感や追い込みの練習をする度に体調か悪化して血便が出るようになり、試合で勝つことができなくなってしまいました。

 

この時は自分でどうしていいかわからず、毎日絶望しながら生きていました。

 

そんな時に私の尊敬しているある人から、「3年ぐらい休んだらいいよ、やりたいことやってみな」と言われて、ずっとしてみたかった海外での暮らしをしようと決意しました。

 

そこで私はカナダに行き、様々な人種の人々と話し、自分の抱えている悩みなんてちっぽけなもの何だな感じました。

 

特に印象的だったのは、シリア難民の青年に聞いた話で、生き残るために銃の撃ち方を10代になったばかりの頃に習い、当たり前に知り合いたちが目の前で死んでいく話を聞いて、涙が出ました。

 

本人は「映画みたいだったよ」と笑いながら話していました。

 

他にも、頑張ろうと思えるようになったキッカケの一人に、安倍首相がいます。

 

日本では潰瘍性大腸炎を患っている人の中で一番有名だと思います。

 

潰瘍性大腸炎にストレスやプレッシャーは厳禁ですが、総理大臣という立場以上にプレッシャーやストレスのかかる仕事は他になかなかありません。

 

安倍首相は潰瘍性大腸炎の悪化により一度総理大臣の立場を退いています。

 

それでもまた体調を良くして復活したので、プロ格闘家として復活するのも不可能じゃないなと勇気をもらいました。

 

ここで「自分で勉強して自分で治そう」と思いました。

 

 

 

病気との日常での向き合い方

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それから、どういう時に体調が悪くなるのかを自分の中で調べました。

 

私の場合は、疲れが溜まっている時、体に合わない食べ物を食べた時、知らない土地に引っ越して数ヶ月間、にお腹の調子が悪くなります。

 

そういう状況になった時は、病気が自分の行いによって体調が悪くなった事を伝えてくれるサインだと思ってポジティブに考えています。

 

油っこいものをたくさん食べたり、大食いをしてしまった時などにそうなった時は、「腸が休めと言っている」と思うようになりました。

 

潰瘍性大腸炎の症状は、なかなか職場などでは理解してもらえないです。

 

何よりも、他人にとても話にくいです。

 

もし職場で自分の病気の事を上司に話してみて理解してもらえないようであれば、それで悩んでいると、潰瘍性大腸炎にはますます良くないので、先の事を考えると職場を変えるのをおすすめします。

 

 

 

病気に感謝をすること

 

 

潰瘍性大腸炎にになってから多くの事を学び、病気にならなければ出会うことの無かった人たちにも出会うことができるようになりました。

 

これはとても自分にとっては良い事で、潰瘍性大腸炎にはとても感謝しています。

 

潰瘍性大腸炎になったばかりの頃は、この病気に対してマイナスの事しか考えられませんでしたが、プラスに考えられるようになればストレスもありませんし、自分の人生においての1つの良きツールとして考えられます。

 

健康面から見ると人より劣っているかもしれませんが、精神面でいうと多くの困難に立ち向かわなければならない分、精神力の強さでいうと人より勝ります。

 

え?そんなことで悩んでるの?と思うこともあります笑

 

私は潰瘍性大腸炎になったことで精神的に強くなり、とても感謝しています。

 

 

 

症状が酷くなっても楽観的に考える

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潰瘍性大腸炎の症状は普段は落ち着いていても、ストレスが多かったり、食べ過ぎてしまったり、疲れが溜まってしまった時などは、トイレに行く頻度が多くなったり、人によっては血便が出てしまうこともあると思います。

 

そんな時でも焦って病院に行こうと思わずに、冷静に対処することが重要です。

 

もちろん対処法を知らなければ焦ってしまいますが、知っていれば落ち着いて対処できます。

 

炎症が起こっている時は何を食べてもほとんど吸収されずに下痢として流れてしまうので、2~3日は食事を軽くして消化の良いものにして内臓を休ませましょう。

 

可能であれば数日の軽い断食もおすすめです。

 

炎症を起こしている腸に食べ物が入ってくると、それが余計に腸を傷つけてしまい炎症を悪化させます。

 

腸の調子が悪いなと感じた時は、出来るだけリラックスするようにして、症状が酷くなっている間は出来るだけ長く寝るようにしましょう。

 

最低8時間は寝るのが理想ですね。

 

なんだかんだ寝ている時に体の中で行われている自然治癒が一番です。

 

それを邪魔しないためにも体に入れる食事の量を極力減らようにしましょう。

 

そうすればほとんどの人の症状は落ち着いてくると思います。

 

何度も調子が悪くなってはまた元に戻るというのを繰り返していると、「腸の調子が悪い時は食事を減らせばいっか」ぐらいに考えられるようになってきます。

 

そうなったらもう病気との付き合い方も慣れたもんです。

 

潰瘍性大腸炎は患ってもすぐに死ぬ病気ではないので、人生はそのまま続きます。

 

これから長く付き合っていく病気に対して、ネガティブな感情ばかりを抱いていると人生を楽しめなくなってしまいますので、「こうなった時にはこうしよう」というのを潰瘍性大腸炎に対してももっておくことが、持病と向き合うコツだと思います。

 

 

 

あなたの健康を願っています。

 

 

 

潰瘍性大腸炎になってから行っている習慣~夕食と朝食のとり方~

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私は、潰瘍性大腸炎になって自分の力で治そうと決心してから、様々な事を意識しながら生きるようになりました。

 

潰瘍性大腸炎の症状がとても苦しい時は本当に辛かったので、今潰瘍性大腸炎で苦しんでいる人たちの役に少しでも立てたらと思い、今自分が生活の中で行っている習慣を書いていきます。

 

健康な人が私の行っている習慣を実践すると、痩せたり、より健康的になるので、健康な人もぜひ実践してみてください。

 

夕食の時間によって食べ方を変える

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私は潰瘍性大腸炎になってから、まず夕食の食べ方について考えました。

 

なぜかというと、睡眠中に身体は身体のケアを行います。

 

そこで炎症を抑えたり、怪我を修復したりするのですが、睡眠中に胃袋に未消化の食べ物が残っているとその活動を邪魔してしまいます。

 

病気になる前は夜中に夕食をとることになってもお腹いっぱい食べていました。

 

病気になってからは、その行いがいかに良くなかったかを学び、考えを改め夕食のとり方を変えました。

 

私の例でいうと、私は毎日格闘技のジムに行っていて、夕食を食べる時間がいつも夜中の11時頃になってしまいます。

 

ここで、その遅い時間に夕食(特に炭水化物や油を多く使った消化の悪い食べ物)を多くとってしまうと、寝ている間に胃の中に未消化の食べ物が残ってしまいます。

 

その状態で寝てしまうと寝ている間も身体は消化活動を行い、本来身体の中で行われる身体の様々なケアの質が落ちてしまいます。

 

その中の一つに傷や炎症部位の修復がありますが、それが適切に行われなくなってしまいます。

 

潰瘍性大腸炎の人にとっては特に炎症が起こっている時の睡眠時の炎症の回復はとても大事な時間です。

 

夜中にご飯を食べることになってしまった場合は、野菜類やスープに、タンパク質系の食材を普通より少なめにして食べるのがとよいと思います。

 

私は毎晩そうしています。

 

少なく食べたとしてもすぐに寝るのは良くないので、最低でも食後1時間は空けてから寝るようにしましょう。

 

私はそれでは栄養が足りないのがわかっているので、昼食と夕食の間に間食として、ご飯やパンなどの炭水化物を食べるようにしています。

 

そうすることで炭水化物が脂肪になることを抑えられますし、タンパク質や野菜類は炭水化物よりも消化の負担にならないので、炭水化物を食べた時よりも、寝ている時に体の負担になりません。

 

理想は夕食を早く食べることです。

 

遅くとも就寝の3時間前には食べれるといいですね。

 

それでも私は夕食を早く食べれる時でも多くは食べないようにしています。

 

朝食、昼食はその日のエネルギーとして使うことができますが、夕食の後は寝るだけなので、余ったエネルギーは脂肪として蓄えられてしまいます。

 

食べるなら昼食をガッツリと食べて、夕食は軽めに済ませましょう。

 

次は朝食についてです。

 

 

 

朝食は消化の良いものを少量とる

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次は朝食についてですが、私は朝食らしい朝食はとっていません。

 

なぜなら、先に書いた通り夕食が遅くなってしまうからです。

 

いくら消化に負担のかからないものを夜食べるようにしているとはいえ、遅くに夕食をとっているので、私は朝基本的にはお腹は減っていません。

 

私が朝に口にするものはバーモントドリンクというリンゴ酢とハチミツをお湯で割ったものと、リンゴを一つ食べるだけです。

 

私は基本的には、ナチュラルハイジーンという、「午前4時~正午は老廃物や食べカスなどの排泄の時間」、[正午~午後8時は食べ物の摂取と消化の時間」、「午後8時~午前4時は摂取した食物の吸収の時間」

 

という考え方を参考にして生きています。

 

朝食を軽くしてからは、便が午前中に2回は出るようになり、排泄の時間であることを実感するようになりました。

 

世間では空腹の時間が長くなることは次に食べ物を食べた時に多く吸収してしまうから太りやすくなる。

 

とか、空腹の時間が長い分次に食事をした時に血糖値が上がりやすくなる。

 

と言われていますが、血糖値が上がりにくいような食事の仕方をし、食べ物の吸収効率が上がるということは食べる量を少なくすればいいということになるので、より消化器官にも優しくなります。

 

基本的に資本主義社会では消費をしないと成り立たないので、企業を私たちに物を食べさせようとあの手この手をつかって誘導してきます。

 

私たち人類は長い期間飢餓との戦いであった為、本来体は空腹前提で動くように出来ているので、それを考えると、今の私たちは食べすぎです。

 

その為、現代では多くの人間が肥満であり、様々な病気にかかってしまっています。

 

話を戻しますが、夕食を早く食べることができる人は朝は空腹だと思います。

 

その場合は、起きてからすぐに朝食を食べるのではなく、水を飲んだり果物を少し食べたりして胃腸を動かしてから食べるとよいと思います。

 

私も夕食を早く食べることができる時は、朝食を普段よりも多めに取るようにしています。

 

その際は、フルーツを最初に食べ、軽くスープなどを飲んでから軽めにパンやご飯を少量食べます。

 

お腹が空いていても、正午までは排泄の時間だと思っているので、お腹が満たされるほどは食べないようにします。

 

体が消化モードに入ると、空腹時のような排泄をしなくなってしまうためです。

 

 

 

まとめ

 

 

私は夕食が遅くなってしまう時は、夕方ぐらいに1度炭水化物などエネルギーとなるものを軽く食べてから夜は消化のいいものを食べるようにし、朝食はフルーツだけと、とても軽くしています。

 

夕食を早く食べることができた場合には、朝お腹が減っていた場合には少し普段より多めに朝食をとるようにしています。

 

人によって生活のリズムはバラバラなので、理想の食事というのはなかなかできませんが、基本として、寝る前に大食をしないというのは重要です。

 

夕食が遅くなってしまうのがわかっている場合は、夕方の隙間時間に軽く食事をしましょう。

 

その時間すらない場合は、空腹だと寝れないことも多いので、寝る前に消化の良いものを軽く食べて、朝食を少し多めにとるのが良いと思います。

 

これでは食べる量が少ないと思うかもしれませんが、運動を普段する習慣の無い人はこれで十分ですし、潰瘍性大腸炎の人は、腸に溜まる食べ物が少ない分、腸への負担が少なくなるので、症状が軽くなります。

 

ぜひ実践してみてください。

 

 

 

あなたの健康を願っています。

【潰瘍性大腸炎】多くの食品に使われているpH調整剤

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pH調整剤という単語を見たことがあるでしょうか?

 

コンビニやスーパーなどで売られている食品表示の裏を見てみると、ほとんどの食品に使われているのが確認できます。

 

とても多くの食品に使われているのに、pH調整剤がどういったものか?というのを知っている人は多くありません。

 

今回はpH調整剤についてわかりやすく書いていきたいと思います。

 

pH調整剤とは?

 

 

まずpH(ペーハーやピーエッチと呼びます)というものについて説明しますが、これは、食品の酸性、アルカリ性の度合いを示す数値の名前です。

 

pH値7を中性として、それよりも下の数字を酸性、上の数字をアルカリ性とします。

 

pH値が7よりも下がれば上がるほど酸性が強く、上がれば上がるほどアルカリ性が強くなります。

 

食品の味や食感は、このpH値の微妙な変化によって変わってくるので、pH調整剤を使うことによって、このpHを調整しているのです。

 

pH調整剤として使われる物質はクエン酸やコハク酸などの【酸】が多く、酸味料(酸味を付ける添加物)としても使われています。

 

酸味料としての他、保存性を高めるためにも使われていて、コンビニやスーパーなどで売っているほとんどの弁当や総菜、おにぎり、サンドイッチなどに使われているのはそのためです。

 

「pH調整剤」という名前は一括表示名であり、実は多くの添加物がpH調整剤として使われています。

※一括表示についてはこちらで詳しく説明しているので読んでみてください。

www.muscle-samurai.xyz

 

pH調整剤として使われている物質は以下のとおりです。

 

  • アジピン酸
  •  クエン酸
  • クエン酸三ナトリウム
  • グルコン酸
  • グルコン酸カリウム
  • グルコン酸ナトリウム
  • グルコノデルタラクトン
  • コハク酸
  • コハク酸一ナトリウム
  • コハク酸二ナトリウム
  • 酢酸ナトリウム
  • DL‐酒石酸(しゅせきさん)
  • L-酒石酸
  • DL‐酒石酸水素カリウム
  • L-酒石酸水素カリウム
  • DL‐酒石酸ナトリウム
  • L-酒石酸ナトリウム
  • 炭酸カリウム(無水)
  • 炭酸水素ナトリウム
  • 炭酸ナトリウム
  • 二酸化炭素
  • 乳酸
  • 乳酸ナトリウム
  • 氷酢酸
  • ピロリン酸二水素二ナトリウム
  • フマル酸
  • フマル酸一ナトリウム
  • DL-リンゴ酸
  • DL‐リンゴ酸ナトリウム
  • リン酸
  • リン酸水素二カリウム
  • リン酸二水素カリウム
  • リン酸水素二ナトリウム
  • リン酸二水素ナトリウム

 

こうして並べて見てみると、先ほども書きましたが、物質の名前に「〇〇酸」が多く、それに「ナトリウム」を結合させたものが多くなっています。

 

元は食品に含まれている酸が多いので、摂りすぎなければそこまで危険性はありませんが、ナトリウムを同時に摂取することになってしまうので、多くの食塩を日常的に摂取している日本人はナトリウムの摂り過ぎになってしまう心配があります。

 

もう一つ、リン酸系の物質が多いのも気になるところで、「リン」は様々な食品に含まれており(ほとんどのタンパク質系の食材)、多くの人が日常的に多くのリンを摂取しています。

 

そこにプラスして添加物としてもリンをとってしまうと、リンの摂り過ぎとなり、リンは過剰摂取をするとカルシウムの吸収を妨げてしまうので、骨がもろくなってしまい「骨粗鬆症」になるリスクが高まってしまいます。

 

骨粗鬆症の人が増えているのも、多くの加工食品に含まれているリンが一部要因になっているともいわれています。

 

しかし、こんなにも多くの添加物を何種類使っても、「pH調整剤」と表示するだけでいいので、私たちはどの食品にリン酸がpH調整剤として使われているかすらわからないのです。

 

もっと消費者に対しての表示を透明化してほしいですね。

 

以下では、pH調整剤として多く使われている物質の紹介をしたいと思います。

 

 

クエン酸

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これはほとんどの人が聞いたことがある物質ではないでしょうか。

 

元はレモンやミカンなどの柑橘系の果物に多く含まれている酸で、化学合成されたものがpH調整剤として使われています。

 

多くの食品に使われていますが、特にスーパーやコンビニのおにぎり・弁当に、保存性を高めるために使われています。

 

フルーツ系の酸味を強める目的としても使われています。

 

危険性はほとんどなさそうです。

 

 

クエン酸ナトリウム

 

クエン酸にNa(ナトリウム)を結合させたもので、特に安全性に問題はなさそうです。

 

クエン酸と同じように使われますが、Naが結合しているので、塩分を同時に摂取することになります。

 

 

酢酸ナトリウム

 

名前の通り、酢酸とナトリウムを結合させたものです。

 

pH調整剤として味付けや保存性を高めるために使われている他、酸味料としても使われています。

 

コンビニ弁当の具材によく使われていて、ナトリウムを摂取することになる以外は特に問題はなさそうです。

 

 

重曹(炭酸水素ナトリウム)

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pH調整剤や、膨張剤として使われます。

 

ベーキングパウダーの主成分です。

 

昔カルメ焼きを理科の実験で作ったのを思い出します。

 

砂糖が膨張してお菓子になるのには衝撃を受けた思い出があります。

 

重曹を犬に3~4週間連続して口から与えた実験では、総量が150gになると嘔吐や下痢を起こし、衰弱して死亡しました。

 

胃腸薬としても使われ、その際1日2約3~5g内服します。

 

潰瘍がある人が飲む場合は胃に穴があく危険性があります。

 

過度に摂取すると少し不安が残ります。

 

 

乳酸

 

デンプンを糖化し、そこに乳酸菌を加えて発酵させて分離するか、化学的な合成方法でも作られます。

 

多くの清涼飲料水、日本酒、ドロップ、ゼリー、アイスクリームなどに使われています。

 

ラットに1日に体重1㎏あたり1.5gの乳酸を3ヶ月与えた実験では、ラットの体重がいちじるしく減り、赤血球とヘモグロビンも減りました。

 

乳酸は酸の一種であるため、一度に大量に与えられたことにより腸管が刺激され、その影響で体重が減ったと思われます。

 

自然の食物に含まれたりしている乳酸の安全性はそこまで問題ないと思いますが、化学合成された乳酸は毒性のあるアルデヒド類から作られているので、あまり良くないです。

 

しかし、化学合成されたかの記載はもちろんないので、「乳酸」が原材料名の中に入っていない商品を選ぶのが一番です。

 

 

 

まとめ

 

 

一括表示の許されているpH調整剤は、比較的安全な添加物、少し危険性のある添加物、どちらが使われていても消費者には見分けることができません。

 

なので、どうしても避けたいという人は加工食品の買う量を減らし、加工食品を購入する際にはしっかりとパッケージ裏の表示を確認し、pH調整剤の使われていない食品を選ぶようにしましょう。

 

一括表示の許されている添加物は危険性がそこまで高くないからというのもありますが、それでももっと消費者に優しい表示にしてほしいですね。

 

私たちがpH調整剤の使われている食品の購入を減らすことでしか企業に気付いてもらうことはできないので、食品を選ぶ際には、「自分の買い物によって企業が良くも悪くもなる」ということを考えながら購入できるといいですね。

 

 

 

あなたの健康を願っています。

 

 

 

 引用元

「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物

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