病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

潰瘍性大腸炎になってから行っている習慣~病気に対するマインド~

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今回は私が潰瘍性大腸炎という難病になってからの心の変化、そして病気とどういう気持ちで向き合っているのかを書いていきたいと思います。

 

病気になったばかりの時の心境から今に至るまでの心境を書いていきますので、最近潰瘍性大腸炎と診断された人、長年潰瘍性大腸炎を患っていることでストレスを抱えている人の助けに少しでもなれたらと思って書きたいと思います。

 

難病宣告をされてから自分で治そうと決心するまで

 

 

ある時から毎日血便が出始めて病院に行き、自分が潰瘍性大腸炎という難病だと分かりました。

 

私はその時プロの格闘家として活動しており、お医者さんから「ストレスの多くかかる格闘技なんてできないよ」と言われた時は心の底からショックでした。

 

自分の人生をかけ、せっかくプロになって活動し始めたばかりの頃でした。

 

それからしばらくその忠告を無視して試合を続けましたが、試合が決まった時の恐怖感や追い込みの練習をする度に体調か悪化して血便が出るようになり、試合で勝つことができなくなってしまいました。

 

この時は自分でどうしていいかわからず、毎日絶望しながら生きていました。

 

そんな時に私の尊敬しているある人から、「3年ぐらい休んだらいいよ、やりたいことやってみな」と言われて、ずっとしてみたかった海外での暮らしをしようと決意しました。

 

そこで私はカナダに行き、様々な人種の人々と話し、自分の抱えている悩みなんてちっぽけなもの何だな感じました。

 

特に印象的だったのは、シリア難民の青年に聞いた話で、生き残るために銃の撃ち方を10代になったばかりの頃に習い、当たり前に知り合いたちが目の前で死んでいく話を聞いて、涙が出ました。

 

本人は「映画みたいだったよ」と笑いながら話していました。

 

他にも、頑張ろうと思えるようになったキッカケの一人に、安倍首相がいます。

 

日本では潰瘍性大腸炎を患っている人の中で一番有名だと思います。

 

潰瘍性大腸炎にストレスやプレッシャーは厳禁ですが、総理大臣という立場以上にプレッシャーやストレスのかかる仕事は他になかなかありません。

 

安倍首相は潰瘍性大腸炎の悪化により一度総理大臣の立場を退いています。

 

それでもまた体調を良くして復活したので、プロ格闘家として復活するのも不可能じゃないなと勇気をもらいました。

 

ここで「自分で勉強して自分で治そう」と思いました。

 

 

 

病気との日常での向き合い方

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それから、どういう時に体調が悪くなるのかを自分の中で調べました。

 

私の場合は、疲れが溜まっている時、体に合わない食べ物を食べた時、知らない土地に引っ越して数ヶ月間、にお腹の調子が悪くなります。

 

そういう状況になった時は、病気が自分の行いによって体調が悪くなった事を伝えてくれるサインだと思ってポジティブに考えています。

 

油っこいものをたくさん食べたり、大食いをしてしまった時などにそうなった時は、「腸が休めと言っている」と思うようになりました。

 

潰瘍性大腸炎の症状は、なかなか職場などでは理解してもらえないです。

 

何よりも、他人にとても話にくいです。

 

もし職場で自分の病気の事を上司に話してみて理解してもらえないようであれば、それで悩んでいると、潰瘍性大腸炎にはますます良くないので、先の事を考えると職場を変えるのをおすすめします。

 

 

 

病気に感謝をすること

 

 

潰瘍性大腸炎にになってから多くの事を学び、病気にならなければ出会うことの無かった人たちにも出会うことができるようになりました。

 

これはとても自分にとっては良い事で、潰瘍性大腸炎にはとても感謝しています。

 

潰瘍性大腸炎になったばかりの頃は、この病気に対してマイナスの事しか考えられませんでしたが、プラスに考えられるようになればストレスもありませんし、自分の人生においての1つの良きツールとして考えられます。

 

健康面から見ると人より劣っているかもしれませんが、精神面でいうと多くの困難に立ち向かわなければならない分、精神力の強さでいうと人より勝ります。

 

え?そんなことで悩んでるの?と思うこともあります笑

 

私は潰瘍性大腸炎になったことで精神的に強くなり、とても感謝しています。

 

 

 

症状が酷くなっても楽観的に考える

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潰瘍性大腸炎の症状は普段は落ち着いていても、ストレスが多かったり、食べ過ぎてしまったり、疲れが溜まってしまった時などは、トイレに行く頻度が多くなったり、人によっては血便が出てしまうこともあると思います。

 

そんな時でも焦って病院に行こうと思わずに、冷静に対処することが重要です。

 

もちろん対処法を知らなければ焦ってしまいますが、知っていれば落ち着いて対処できます。

 

炎症が起こっている時は何を食べてもほとんど吸収されずに下痢として流れてしまうので、2~3日は食事を軽くして消化の良いものにして内臓を休ませましょう。

 

可能であれば数日の軽い断食もおすすめです。

 

炎症を起こしている腸に食べ物が入ってくると、それが余計に腸を傷つけてしまい炎症を悪化させます。

 

腸の調子が悪いなと感じた時は、出来るだけリラックスするようにして、症状が酷くなっている間は出来るだけ長く寝るようにしましょう。

 

最低8時間は寝るのが理想ですね。

 

なんだかんだ寝ている時に体の中で行われている自然治癒が一番です。

 

それを邪魔しないためにも体に入れる食事の量を極力減らようにしましょう。

 

そうすればほとんどの人の症状は落ち着いてくると思います。

 

何度も調子が悪くなってはまた元に戻るというのを繰り返していると、「腸の調子が悪い時は食事を減らせばいっか」ぐらいに考えられるようになってきます。

 

そうなったらもう病気との付き合い方も慣れたもんです。

 

潰瘍性大腸炎は患ってもすぐに死ぬ病気ではないので、人生はそのまま続きます。

 

これから長く付き合っていく病気に対して、ネガティブな感情ばかりを抱いていると人生を楽しめなくなってしまいますので、「こうなった時にはこうしよう」というのを潰瘍性大腸炎に対してももっておくことが、持病と向き合うコツだと思います。

 

 

 

あなたの健康を願っています。