病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

様々な病を引き起こすリーキーガット症候群

 

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現代の人間はたくさんのからだに悪い物質を気づいていないうちに摂取してしまっています。

 

それが引き起こす症状の一つにリーキーガット症候群」という腸の状態があります。

 

これを放っておくとそこから様々な病気に発展していきます。

 

今回はこのリーキーガット症候群について書いていきます。

 

小腸の壁の崩壊

 

 

小腸には絨毛という毛のようなものがびっしりと張りつめられてあり、小腸全体で約3000万本あるといわれています。

 

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一本の絨毛は約5000個の栄養吸収細胞で覆われており、単純計算で約1500億個の栄養吸収細胞が小腸に存在していることになります。

 

食べ物がからだに入ると消化酵素が、入ってきた食物を小腸の絨毛で吸収できる分子の大きさにまで分解してから栄養を吸収し、血液中に運んでいきます。

 

さらに腸には異物や未消化の食べ物を通さないように「タイトジャンクション」というバリアが張られています。

 

何らかの理由でこの絨毛が炎症を起こしてしまうと、腸壁がテニスのガットが緩くなってきて広がってしまったような状態になり、本来は吸収できないはずの大きな分子を血液の中に取り込んでしまいます。

 

このようになってしまった腸の状態をリーキーガット症候群(LGS=Leaky Gut Syndrome)と呼びます。

 

リーキーは英語で漏れるの形容詞、ガットは腸や消化管という意味なので、症状通りの名前ですね。

 

吸収できるサイズに分解されていない栄養素が血液中に入ってくると、免疫システムはそれを異物とみなし、抗体で攻撃します。

 

異物とは農薬や添加物、化学物質(薬)、消化不十分の食べ物などです。

 

これがアレルギー反応となり、様々な病気の原因になります。

 

消化を十分にされていない食べものが原因で様々な食物アレルギーを引き起こします。

 

さらにリーキーガット症候群が原因で起こる病気は、アトピー性皮膚炎、花粉症、鼻炎などのアレルギー症状や、膠原病、潰瘍性大腸炎、クローン病などの難病も関係しているといわれています。

 

最近では肥満、糖尿病、脳卒中、心臓病などの生活習慣病にも影響を与えているとされています。

 

腸壁の穴が広がってしまい、通常は血液中に入ってくることのない異物が入り、血液が汚れることで血液の循環が悪くなり、脳梗塞や心筋梗塞が起こっても不思議ではありませんね。

 

 

 

何がリーキーガットを引き起こすのか?

 

 

リーキーガット症候群の原因にはいくつかあります。

 

それは主に

  • タンパク質の過剰摂取による腸内の腐敗
  • 薬、農薬、食品添加物などの化学物質の摂りすぎ
  • 砂糖(ショ糖)の摂りすぎ

といわれています。

 

説明していきます。

 

 

タンパク質の未消化

 

からだに入ってきた食べ物は消化酵素により吸収できる分子にまで分解されると述べましたが、タンパク質が入ってくるとそのままでは吸収することができないのでアミノ酸に分解されてから吸収されます。

 

アミノ酸には分子のつながった個数により呼び名は変わりますが、からだに吸収されるときにはアミノ酸の最小単位(モノペプチド=一つの分子のアミノ酸)で吸収されるのが理想です。

 

できるだけ小さく消化した方が吸収しやすいのは当然ですね。

 

しかし、腸の機能が弱っていたり、消化酵素が不足していると、アミノ酸の分子が二つ以上連なった状態で吸収されてしまい、さらには腸に刺激を与えてしまいます。

 

大きな分子の栄養が血液中に入ると、先ほども述べたように、体が異物とみなしアレルギーの原因となったりします。

 

他にも小麦に含まれるタンパク質のグルテンや、牛乳に含まれるタンパク質であるカゼインは、特に戦後までは食べる機会のなかった日本人にとって、分解されにくい構造をしており、炎症を引き起こしやすいといわれています。

 

異物がからだに入ると「ゾヌリン」というタンパク質を腸が放出して、腸のバリア(タイトジャンクション)を緩めてそこから異物を免疫細胞に引き渡して処理をしますが、グルテンが腸に入ってくると、このゾヌリンが余計に分泌されてしまい、「異物が来た」とからだが勘違いし、タイトジャンクションが開いてしまい、そこから未消化の食物やウイルスなども入ってしまいます。

 

タンパク質はあまりたくさん取り過ぎないようにし、食べる際はよく時間をかけて食べるようにしましょう。

 

 

カンジタ菌の増殖

 

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http://somato.biz/psychology/candida/

 

薬などの化学物質による影響による腸内環境の悪化や糖質(ショ糖)の摂り過ぎにより、「カンジタ菌」が増えてしまい、そのこともリーキーガット症候群の原因といわれています。

 

カンジタ菌は性病としての認識が強いと思いますが、腸にも多く存在している常在菌です。

 

カンジタ菌は通常であれば害は無いのですが、増えてしまうとからだに様々な症状を引き起こします。

 

例を挙げると、

  • 慢性疲労や倦怠感
  • 下痢や便秘
  • 過敏性腸症候群
  • カンジタ膣炎
  • 免疫の低下
  • 腹痛

 

などがあり腸内環境を悪くするので、これもリーキーガットの原因として考えられています。

 

こうやって見てみると病気は本当に様々な要因が絡まってなるものだということがわかりますね。

 

話を戻しますと、カンジタ菌は砂糖が好物であり、いくら食べてもカンジタ菌が糖を食べ増殖します。

 

カンジタ菌は悪玉菌を優位にするので、そこからさらに日和見菌を取り込んで悪玉菌が優位な状態の腸内環境になってしまい、腸内の食べ物を腐敗させ、腸に穴が空き、リーキーガットを引き起こします。

 

この時にタンパク質過多の食事をしようものなら・・・最悪の結果になりますね・・・

 

さらにインシュリンが過剰に分泌されることにより低血糖症にもなり、ぼーっとしたり、食後に眠くなったりもします。

 

 

カンジタ菌対策

 

やはり腸の環境が悪い時には食物繊維の豊富な食材を摂取しましょう。

 

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それに海藻類

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他に抗菌作用のあるスパイスやハーブ類がおすすめです。

 

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ただしハーブティーは種類によって合う・合わないがあるので、自分に合ったハーブティーを探すのも面白いです。

 

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まとめ 

 

 

タンパク質の過剰摂取による消化不良によって腸で炎症が起きたり、

 

薬や添加物等の化学物質、砂糖の摂取によるカンジタ菌の増殖によって悪玉菌が増え、それが毒素を出したりして腸を傷つけることによって、

 

腸壁の穴が空くことをリーキーガット症候群といいます。

 

その状態では毒物や、消化するのに十分な大きさの分子になっていない栄養が広がった穴から吸収され、アレルギーや、その他免疫疾患を引き起こします。

 

それを避けるためには、日々農薬の使われていない新鮮な野菜や、食物繊維を豊富に含み、解毒作用のある食事を心がけて腸内環境を整えましょう。

 

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カンジタ菌対策としては、抗菌作用のあるスパイスやハーブを適度に取り入れましょう。

 

ここで述べた対策は全ての人に効くとは限りませんので、こちらの記事を参考にしていただき、何が自分にとって一番効くのかを試していただけたらと思います。

 

食べる時はよく噛んで消化をしやすいようにし、お腹の調子が悪い時には何も食べずに腸を休ませてあげましょう。

 

これが一番効果的だと思いますし、お金もかかりません。

 

何を摂取するかでなく、いかに余計なものを摂取しないかが健康への近道だと思います。

 

 

  

あなたの健康を願っています。