病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

日用品に隠れている経皮毒

 

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経皮毒という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

もし今回初めて目にする人はこれからぜひ自分の身の回りの物を見直してみてください。

 

経皮毒とは?

 

 

経皮毒とは「日用品に含まれる化学物質が皮膚から侵入し、それが体の中で有害な作用を引き起こすこと」です。

 

たとえば、からだや髪を洗う時に使う洗剤や食器用洗剤などの日用品を使った際に、それらの製品に含まれる化学物質が皮膚から吸収されることでアレルギー反応やホルモンへの影響、酷いものではガンを誘発させるといわれているものまであります。

 

女性は化粧をしたり香水をつけたりなど男性よりも多くの経皮毒にさらされる傾向にある上に、妊婦になった時にはお腹の中の赤ちゃんにまで影響を及ぼしてしまう可能性があるので特に気をつけていただきたいです。

 

私は自分がお付き合いした女性や中の良い女性の友達などには経皮毒のことを伝えるようにしていますので、これを読んでいる男性の方は是非、最低でもパートナーの方には伝えてみてください。

 

指定成分

 

1980年に、日用品や化粧品には厚生労働省による薬事法で「表示指定成分」というのが化学物質の安全対策として定められています。

 

これは、アレルギーなどを引き起こす可能性のある成分を日用品や化粧品会社が使う場合はその化学物質を裏の表示にしっかりと明記しなければならないという義務です。

 

化粧品・医薬部外品等ホームページ |厚生労働省

 

2001年からは欧米諸国の外圧により、薬事法が改正されて「全成分表示」となり、その商品に含まれる全ての成分が含まれている成分の多い順に表示されるようになりました。

 

日用品の裏を見てもらえれば長いわけのわからないカタカナの名前がびっしりと書いてあるのでぜひ見てみてください。

 

私はそれだけでその製品を使いたいと思いません笑

 

しかし全成分表示といいながら実は全ての成分を表示しているわけではありません。

 

「キャリーオーバー」というのがあり、厚生労働省によると

 

「配合されている成分に付随する成分(不純物を含む。)で製品中にはその効果が発揮されるより少ない量しか含まれないもの(いわゆるキャリーオーバー成分)については、表示の必要はない。」

 

と発表しています。

 

普通の人には影響がありませんが、敏感肌の人やその成分のアレルギーを持っている人が使うと害が出てしまう可能性があります。

 

これは添加物などにも適応されており、ノンアルコールビールも実はほんの少しアルコールが含まれているものもあります。

 

これは私の大嫌いな日本の闇の1つで、ぜひこれを読んでいる人には覚えておいていただきたいです。

 

 

 

いつ頃から経皮毒は広まっていったのか?

 

 

現在使われている日用品に含まれている化学物質のほとんどは石油からできています。

 

これは、1920年代に石油精製の際にできた廃ガスからイソプロピルアルコールという物質が製造され、これがきっかけで合成化学物質は広まっていきました。

 

合成化学物質は精製が安易で、安価で使いやすく使い捨てもできるので、第一次世界大戦後の発展の時期とも重なり、大量生産、大量消費のために使われるようになったのです。

 

主には工業用品、日用品にも使われ、日用品で約10万種類以上の化学物質が使用されているそうで、今でも新しい化学物質が次々と開発されていて、食品添加物や化粧品、農薬や洗剤など石油化学製品が使われる製品は増え続けています。

 

合成化学物質が普及し始めた時はほとんどの国も企業も利益を優先し、環境や人々への安全性など考えていませんでした。

 

私たち人間の約50万年といわれている人類史の中でこのような合成化学物質の摂取は無く、だれもこれから先に何が起こるか予想出来ていなかったのも化学物質が日用品に使われるようになった原因の1つでもあると思います。

 

 

 

合成化学物質が使われるようになって

 

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結果的にこの合成化学物質が使用され始めた時期から子宮内膜症、花粉症、アトピー性皮膚炎など原因のわからない様々な病気を発症するようになりました。

 

それから動物による実験などで合成化学物質が生体に悪影響を及ぼすことが実証されており、現在有害とされている化学物質は1500種類以上はあるといわれています。

 

厚生労働省も、現在では「日本人口の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患に羅漢している」と発表しています。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905100-Kenkoukyoku-Ganshippeitaisakuka/0000111693.pdf

 

子宮内膜症も40年ほど前には婦人科で話題にもなることもなかったようですが、現在では月経の始まる10代から閉経の世代と幅広い年代に患者が広がり、今でも患者数は増え続けています。

 

 

 

企業の売り方と私たちの無知

 

 

今ではほとんどの人が日用品の中にたくさんの化学物質が入っていることをわかっていると思いますが、それでも買ってしまいます。

 

それはなぜでしょうか?

 

タバコのパッケージには喫煙のリスクがしっかりと明記されていますが、まだまだほとんどの日用品には明記されていません。

 

「目に入ったら」とか「口に入れないように」とかは書いてありますが。

 

ほとんどの企業(特に大企業ほど)はコストや手間の削減の為に安価な化学物質を使って商品を生産していますが、合成化学物質の危険性を明記していません。

 

もちろんそんな表示をしたら売り上げが下がってしまいますからね。

 

しかも長い化学物質の名前は普通の人には馴染みのないために危険成分の意味が分からず、化学物質の名前を見たところでほとんどの人は気にしていません。

 

逆に良い製品はパッケージに「アレルギーテストをしたかどうか」や、「その製品に人体にとって安全な物質を使っているか」の明記がされています。

 

まずはしっかりとパッケージの裏を確認するところから始めましょう!

 

 

 

まとめ

 

 

経皮毒とは化学物質が皮膚から侵入し、それがからだに悪影響を及ぼすことです。

 

日用品や化粧品には石油から作られた合成化学物質がよく使われており、それらが動物実験では害をもたらすことがわかっいます。

 

合成化学実質が日用品に使われ始めた時期から原因不明の病気も増えているので、化粧や日用品を男性より多く使う傾向のある女性は特に気を付けていただきたいです。

 

言うまでもなく赤ちゃんを身籠っている方もです。

 

まずは日用品を買うときはパッケージの裏を見てヤバそうだと思ったらその成分を調べてみましょう!

 

続けていくうちに自然と覚えていきますよ。

 

 

 

あなたの健康を願っています。