病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

ライオンは実は植物も食べている?

 

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肉食動物の王様といえばライオンです。

 

強さの象徴の比喩としてもよく使われますね。

 

草食動物として牛の食事の話を書きましたが、ライオンなどの肉食動物の食事もとても興味深いので、書いてみたいと思います。

 

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肉食動物が草食動物を食べる理由

 

 

動物は生の酵素を含んだ食物しか食べません。

 

なぜならその食物に含まれる食物酵素によって事前消化をして体内酵素の浪費を防ぐためです。

 

胃を複数持つ動物に関していえば、胃酸や消化酵素が分泌されず食物酵素のみで事前消化をする場所として、食物酵素胃という胃を持っており、もしその動物が酵素の含まれていない食事をすると死んでしまいます。

 

胃を複数持っていない動物に関しても加熱をした食事を与えると病気になったりすぐに死んでしまうことが実験でわかっています。

 

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全ての動物にとって必要な栄養素は全て自然界の中にあり、動物たちは自分たちが生きるために必要な栄養をどのように摂取するかも本能的にわかっています。

 

植物たちは太陽・空気・土・水からアミノ酸を作り出すことができます。

 

一方動物たちはタンパク質源を植物や動物を食べることによって流用する能力は持っているが、自ら作り出す能力は持っていません。

 

そのため私たち人間を含めた動物たちは植物を食べたり、植物を食べる動物を食べたりしてタンパク質源を補給しなければなりません。

 

 動物は植物に頼らなければ生きていく事ができないのです。

 

肉食動物が餓死してしまうぐらいの非常時以外は基本的に肉食動物を食べないのもそのためです。

 

肉食動物は植物を食べている動物を本能的に選んでいるのです。

 

 

 

ライオンは植物から食べ始める

 

 

ライオンは植物を消化する消化酵素を持っていません。

 

それでは植物を食べるとはどういうことでしょうか?

 

ライオンはまず草食動物である獲物を仕留めたら真っ先に内臓のある下腹部を裂いて内臓を引きずり出すか、顔をからだの中に突っ込むかしてまずは腸から食べ始めます。

 

それはライオンが肉食動物を食べない理由と関係していて、彼らも実は植物が必要なのです。

 

先ほども述べた通り肉食動物は植物を分解する酵素を持っていません。

 

そのため、草食動物が食べた「酵素と共に消化されかけている植物が入った腸」から食べ始めるのです。

 

そうすることによって草食動物の酵素によって分解された植物を消化・吸収できるのです。

 

興味のある方の為に動画のリンクを貼っておきますが、とても生々しいので苦手な方は閲覧注意でお願いします。

 


【野生動物】ライオンのグロすぎる食事風景衝撃映像/Animal Attack/hun

 

この動画を見た方はわかったと思いますが、しっかりと腸を引き裂いて中から出てきた大量の植物をライオンが食べているのを確認できたと思います。

 

実はライオンは植物も食べているのです。

 

私も初めて見た時はライオンが植物を食べているのを見たことがなかったので、ライオンが緑色の食物を食べているのを見るのは新鮮でした。

 

よくテレビなどの映像では動物の肉を食べている部分しか流していませんが、彼らは最初に腸の中の植物を食べ、そのあとは内臓を食べたり血液を舐めて水分を取り、最後に残った肉を食べるのです。

 

内臓部分は大事な栄養源なので、群れの中の偉いものから先に食べることになっているようで、そういったことを知ると動物の世界も人間の世界と対して変わらないものなんだなと思います。

 

 

 

ライオンはビタミンCを自分で作れる

 

 

ビタミンC(アスコルビン酸)はコラーゲンの合成や皮膚・筋肉・骨・血管の強化や老化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制するなど、からだの機能を正常に機能させるために必要不可欠な栄養素です。

 

ビタミンCが不足してしまうと血管が弱くなったり感染症になりやすくなります。

 

さらに長期間ビタミンCが欠乏してしまうと昔の船乗りがよくなったといわれている壊血病(からだの様々な部位から出血したりする)を発症してしまいます。

 

ビタミンCは人間を含めた動物の命の維持にとても重要なのです。

 

私たち人間はビタミンCを野菜や果物から摂取していますが。ライオンなどの植物を食べない肉食動物はどのようにしてビタミンCを摂取しているのでしょうか?

 

それは先ほど述べた「草食動物の腸の中の植物の摂取」からと、生肉にはビタミンが含まれています。

 

さらに彼ら肉食動物は自分たちの体の中でビタミンCを作り出すことができるのです。

 

彼らはブトウ糖や乳糖の成分であるガラクトースからビタミンCを生合成しています。

 

ほとんどの動物は、ビタミンC(アスコルビン酸)を生成するのに必要な「L‐グロノラクトンオキシターゼ」という酵素を持っているが、霊長類や一部の哺乳類はこれを持っていません。

 

そのため私たち人間やサルなどの霊長類は慢性的、潜在的にビタミンCが欠乏してしまうのです。

 

 

 

まとめ 

 

 

肉食動物であるライオンも植物に含まれる栄養素が必要ですが、ライオンは植物を消化する酵素を持っていないために植物を食べている動物を食べて間接的に植物の栄養を摂取しています。

 

ライオンが食事をする際にはまずは草食動物の内臓から食べ、それと同時に内臓の中に入ってる草食動物の消化酵素によって消化されかかっている植物を食べることで栄養を吸収することができます。

 

その時にビタミン類も同時に摂取できます。

 

ライオンは自分自身でもビタミンCを作り出すことができます。

 

草食動物の食事もですが、肉食動物の食事も一切無駄がなく、すべてが理にかなっています。

 

私たちも元々は動物として理にかなった生活をしていました。

 

知能が発達して豊かになりましたが、それと同時に本来動物として必要なものもたくさん失ってしまったと思います。

 

私は全ての答えは自然界にあると思っていて、特に生命の維持に関することは動物たちから学ぶことができます。

 

近代文明と大いなる自然の法則のいいとこ取りをして生きていきましょう。

 

 

 

あなたの健康を願っています。