病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

食品添加物の基礎知識と食品添加物との付き合い方

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今の世の中は多くの加工食品で溢れていますが、添加物の入っていない商品を探すのが難しいぐらい当たり前に食品添加物が使われています。

 

そして多くの人が添加物の事を気にせずにそれらの加工食品を食べています。

 

食品添加物によって多くの恩恵を受けているのも事実で、食品の保存できる期間が長くなったことで災害などの非常時にも食事をすることができるようになりましたし、食中毒になることもほとんどなくなりました。

 

なので食品添加物を一概に悪いとは私は言いません。

 

それでも食品添加物の入った食品を食べることにより、人によってはお腹が痛くなったり下痢になったりなど身体にとって良くない反応を示すことがあります。

 

添加物には多くの種類があるので、この記事では添加物の種類について書いていきます。

 

食品添加物とは

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まず食品添加物は食品衛生法の第4条の2項目によると、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物をいうと定義されています。

食品衛生法

 

つまり、食品添加物は食品を加工する際に使われる「モノ」で、食品とは定義されていません。

 

食品添加物の使われている食品を口にするということは、同時に食べ物ではないものを体の中に入れていることになるのです。

 

 

 

添加物の種類

 

 

添加物には大きく分けて4種類あります。

 

  • 合成添加物(指定添加物) 455品目

石油製品などを原料として化学合成されたもので、「自然界には存在しない合成化学物質」と、ビタミンCなどの「自然界に存在する成分を真似て人工的に合成した化学物質」に分かれています。

 

  • 天然添加物(既存添加物) 365品目

天然添加物とも呼ばれ、天然に存在する、植物、海藻、昆虫、細菌、鉱物などから特定の成分を抽出し、長年使われている天然添加物の事をいいます。   

 

  • 天然香料        約600品目

植物や動物から抽出され、香りを付けるための目的で使用されるものです。

 

 

  • 一般飲食物添加物    約100品目

これは私たちが普段食べている食品から特定の成分を抽出して添加物として使っているもので、安全性の高いものです。

 

厚生労働省のサイトにもいくつかリストアップされていますが、そこに載っていないものでも使用できます。

食品添加物とは | 日本食品添加物協会

 

 

現在(2019年1月)厚生労働に定められている食品添加物は820種類あります。

 

添加物全てを合計すると日本では1500以上の添加物が使われていることになります。

 

日本で認可されている添加物の数は世界トップクラスです。

 

添加物によっては、他の国では使用を禁止されているものでも日本では使用できるものがあったりします。

 

世界共通の添加物の安全基準を作ってほしいですね・・・

 

 

 

添加物の危険性

 

 

天然香料と一般飲食物添加物にはほとんど危険性が無いと言われていますが、合成添加物と天然添加物に限っては危険性が議論されています。

 

合成添加物

 

合成的に作られ、自然界には存在しない化学物質から作られた合成添加物は、人間の身体に入ると自然の物ではないために体内で分解することができず、体内に蓄積されてしまうものもあります。

 

そしてそれらは細胞や遺伝子に悪影響を及ぼし、発ガン性や催奇形性(胎内の赤ちゃんに先天性障害をもたらす毒性)、慢性毒性(長期間様々な物質にさらされた時に生じる毒性)などの毒性を持つものが多く存在します。

 

さらに、合成添加物の中には、環境ホルモン(内分泌かく乱物質)の疑いがあり、私たちの正常に営まれているホルモン作用をかく乱させ、結果として生殖機能を阻害したり、ガンを誘発するなどの悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

  

 

天然添加物

 

天然添加物は天然に存在する物質から抽出されているので一見安全だと思われますが、人間が食用としていない植物や海藻から成分を抽出している場合が多く、安全とは言い切れません。

 

極端な例ですが、いくら天然の植物でも毒キノコから抽出した成分が安全とはいえませんよね。

 

 

添加物が合わさった場合の危険性

 

一つ一つの添加物の安全性が動物実験で証明されていたとしても(動物実験で問題がなかったからといって人間にも影響が出ないとは言えませんが)、ほとんどの加工食品には何種類もの添加物が入っています。

 

添加物どうしが反応して毒性の強いものに変化するかの実験は行われていませんし、1000種類以上ある添加物の全ての組み合わせを調べるなんて、もの凄く大変な作業なのでとてもできるものではありません。

 

複数の添加物を含んだ食品を長期的に食べ続けて安全かどうかの証明もされていません。

 

 

 

食品添加物の入った食品とどう付き合っていくか

 

 

添加物の歴史はまだまだ浅いので、私たちは今実験されているようなものです。

 

安全かどうかの証明がされていない食品を私は避けた方が良いと思います。

 

少なくとも日常的に食べるのは避けましょう。

 

スーパーやコンビニに売っている加工食品や、お菓子などたまに食べたくなる気持ちはわかります。

 

私もたまに食べたくなることがありますし、食べます。

 

その代わり、それはタバコやお酒のように嗜好品として割り切り、普段は食材にこだわって自分で作った料理を食べています。

 

だからこそたまに付き合いなどで食べる時など気にせずに好きなものを食べています。

 

毎日添加物がたっぷり入った食品を食べるのが問題であって、たまに食べるぐらいなら肝臓が十分解毒してくれます(それでも食べないに越したことはありませんが笑)

 

人間社会で生きていくためには、付き合いで自分が食べたいと思わないものを食べなければならない時もあるので、そういう時にネガティブなイメージでなく、楽しく気にせず食べるためにも普段の食生活を意識して健康的なものを食べるようにしましょう。

 

 

 

あなたの健康を願っています。

 

 

引用元

「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物

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