病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

難病(潰瘍性大腸炎)と海外生活(カナダ)体験記1~新生活の始まりとオーガニックを求めて~

 

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www.muscle-samurai.xyz

 

まずはこちらで自己紹介をしているので、先に読んでいただいて、私の事を少しわかってもらったうえで読んでもらうとスムーズに読んでいただけると思います。

 

この体験記では主に健康に関することの視点で書いていくので、「北米の人が健康についてどのような意識をもって生活をしているか知りたい」という方や、「北米について知りたい!」という方に楽しんでいただけたらと思います。

 

色々と文化の違いなど気づいたことも書いていくので、楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

自分をあえて大変な環境へ

 

 

潰瘍性大腸炎を発症してからしばらくは「これからどうしようか」と毎日本当に悩んでいました。

 

試合をしばらく休むと決めてからは、格闘技へのモチベーションもかなり下がっていました。

 

そこで、初めて海外に行った時から、「海外にしばらく住みたい!」と毎日考えていたので、それを決行しようと思いました。

 

もちろん病気の事や、英語もほとんど話せなかったので、不安な事はたくさんありました。

 

しかし、病気になったからこそ海外に行く機会ができましたし、病気が悪化して「最悪死ぬ(潰瘍性大腸炎を患っている人は大腸ガンになる可能性が普通の人よりも高くなるので)」ということと、「海外でチャレンジをしたい」ということを天秤にかけた時に、迷いなくチャレンジをすることを選んだので、行くことにしました。

 

行くにあたって、行った準備と言えば、行く前に1ヶ月独学で英語を勉強しただけです。

 

1年間就労許可が下りるワーキングホリデービザを取得し、最初にカナダのバンクーバー(Vancouver)という所に行くことにしました。

 

私はカナダに住むにあたって、自分の中に大きく分けて3つのルールを作りました。

 

それが、

  1. 日本人のコミュニティに入らずにローカルの人たちと過ごす。
  2. 格闘技の自分に足りないスキルを徹底的に伸ばす。
  3. 食事や健康について勉強したことは実行し、平日は必ず自炊をする。

です。

 

潰瘍性大腸炎にとってストレスはよくないですが、私は大変な状況の方が燃える性格なので、これを徹底しようと思いました。

 

今思うとこのルールを決めておいてよかったなと心底思いました。

 

 

 

何もないところからのスタート

 

 

夜に空港に着いてトーテムポールの間を通り、

 

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それから宿の最寄り駅のWaterfront staitionというところに向かいました。

 

駅に着いた時に大麻のにおいが町中にしていて、「これから間違いなく楽しい生活が待っているな」と確信しました笑

 

ちなみに大麻の臭いはハワイで覚えました。

 

においは独特で、私は他に似ているにおいを知らないので説明ができませんが、ほとんどの人が一度嗅いだら二度と忘れることは無いと思います。

 

ちなみに大麻はその時には非合法でしたが、日本と違って多くの人が吸っていました。

 

宿に到着し、あまりの安さに驚愕しました。

 

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そこは多くのバックパッカーが利用するドミトリーで、今はわかりませんが、当時で日本円で1日約1500円で1週間単位の滞在だと6000円ぐらいでした。

 

住んでみてその安さに納得しましたが、一部屋に二段ベッドが4つあって、8人でのシェアルーム。

 

トイレやシャワーも全てシェアです。

 

各部屋、設備は汚く、ゴキブリやシラミの仲間であるベッドバグ(南京虫)がよく発生しているような環境でした。

 

到着した夜に、「何も誰も知らない場所で1つでも格闘技で結果を残し、病気もよくなるように努力し、たくさんのものを得よう」と決心しました。

 

 

 

新生活のスタートと待ちに待った食材探索

 

 

時差と新生活へのワクワクと外で発狂している薬物中毒者の叫び声でほとんど眠れないまま朝を迎えました。

 

朝起きてみるとルームメイトにカタコトの英語で挨拶をし、すぐに外出しました。

 

携帯や銀行の契約などやらなければならないことを終わらせ、まずはスーパーマーケットに向かいました。

 

そこではまず日本のスーパーで見ることのない野菜がたくさん売っていました。

 

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そしてこのために来たといっても過言ではない、オーガニック食材が普通のスーパーで買えるという現実!!

 

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楽しくて1日に色んなスーパーを回りました笑

 

 正直ここでの感動はカナダでの生活でのトップ5に入ります。

 

私は朝ごはんは食べず、毎日リンゴを朝ごはんの代わりとして食べているのですが、日本では希少でなかなか手に入らない、オーガニックアップルが普通に売ってました!

 

量り売りでもパックでも購入できて、私はお得なパック詰めのリンゴを買っていました。

 

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NONGMO(遺伝子組み換えでは無い)としっかり表記されており、ここも感動しました。

 

安心して皮ごと食べれます。

 

日本よりも細かい表示が色々とされていて、来る前に勉強して知識としては知っていましたが、現実を目の当たりにして、普通のスーパーで1人、ただただ心の中で歓喜していました。

 

健康や食について色々な事を勉強して来たからこそより一層感動しました。

 

お肉に関してははさらに感動しました。

 

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お肉のコーナーに、しっかりと高品質のお肉コーナーがありました。

 

値段は普通のお肉よりも高いですが、日本と比べたらそんなに高くないので、私はこちらで売られている肉を買っていました。

 

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ホルモン・抗生物質一切の不使用で、エサは植物性の物100%です。

 

生産者によっては一時期世界中で話題になったBSE(狂牛病)の原因とされる肉骨粉(にくこっぷん) を与えているので、こういったことをしっかり明記してくれているのは、消費者は安心できますし、生産者も自信をもって販売できるので、とても素敵な事だと思います。

 

日本では産地ぐらいしか明記されていないので、もっと表示に対して国が厳しくしてくれたらといつも願っています。

 

牛骨粉については日本では厳しく規制されていますが、北米では日本ほど厳しくないので、健康意識の高い人はかなり気を付けています。

 

肉骨粉を与えるのは共食いと同じなので、食べさせられる動物のことを考えてもありえません。

 

本来は草食動物の牛に、肉を与えてからだに異常が起こらないはずがありません。

 

日本も、戦後以降の食文化の変化と同時に病気が増えたように、人間の身体でも同じことが起きているように思います。

 

カナダのほとんどの場所が英語圏ですが、フランス語圏も存在するため、どんな商品も必ず英語とフランス語で表記されています。

 

日本でも輸入品に日本語表記のシールが貼ってあるように、英語しか書いてない隣国アメリカの輸入製品にもしっかりとフランス語表記のシールが貼ってあったので、多くの製品をアメリカから輸入している分、毎回その工程を踏むのは大変だろうなと思います。

 

アメリカやカナダの北米のスーパーはとても大きく、多くの人が車で来て、大量に商品を購入していきます。

 

 私はバンクーバーに住んでいる時は自転車で行ける距離にスーパーがあったので、大きなバックパックに買ったものを詰めて家まで運んでいました。

 

とにかく道が広くて快適な運転ができますが、坂も多いのでとてもいいトレーニングになりました笑

 

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道によっては自転車用のレーンが道路の真ん中にあり、スリル満点のバイキングを楽しめます。

 

 

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下の写真の

 

「全てオーガニックの食材で料理をする」という夢がここで叶いました。

 

さらにカナダでは基本食料品は非課税であり、そこにも感動しました。

 

ざっくりいうと調理しなければならない食品には税金がかかりません。

 

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この時は、野菜とチョコレートを一つだけ買ったのですが、チョコレートだけ課税されていて、レシートを見た時に笑ったのを覚えています。

 

チョコレート分の7セントしか税金がかかっていません。

 

税金のところが2段に分かれているのは、カナダではGST(連邦消費税)とPST(州税)を組み合わせた分の税金を払うからです。

 

レシートには各税の分が分けられて計算されています。

 

 

初めてカナダのスーパーで買い物をした時に、「ここでなら自分の試したかったことが全部できる!」と感じました。

 

なかなかマニアックな海外生活日記なので、面白いかどうかわかりませんが、書いているうちにカナダでの生活を思い出してきて楽しくなってきたので、自己満足を満たすためにドンドン書いていきたいと思います笑

 

 

 

皆様の健康を願っています。