病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

潰瘍性大腸炎の症状と日常生活~仕事編~

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潰瘍性大腸炎の症状は調べればたくさん出てきますが、ここでは私の経験に基づいて、潰瘍性大腸炎の人は日常生活でどのように苦労するのか?

 

そしてそれに対してどう対応してきたのかを書きたいと思います。

 

もし潰瘍性大腸炎の人で私が経験ここに書いた仕事をされている方がいたら参考になれば幸いです。

 

いくつか潰瘍性大腸炎の用語を使うので、潰瘍性大腸炎についてよくわからない方は、こちらの記事から読んでいただいた方が理解しやすいかと思います。

 

潰瘍性大腸炎についての記事はこちら

www.muscle-samurai.xyz

 

 

発症した時にしていた仕事

 

私が潰瘍性大腸炎を発症した当初にしていた仕事は配送の仕事でした。

 

これが本当に地獄でした笑

 

配送の仕事は外での仕事になり常に移動しているので、トイレがいつも同じ場所にはなく、便意を催した時は、「その時にいる場所から一番近いトイレを探す」という行為から始めなければならないので、炎症を起こしていて便が緩くなっている時などは絶望に近いです。

 

もちろん何度か漏らしてます笑

 

この時はもう自分の配達エリアにあるコンビニや公衆トイレなどパブリックなトイレを全て把握していました。

 

それでも、便意を催してから自分の耐えられる時間と、頭の中にあるトイレの位置を照らし合わせてどう考えても間に合わない時もありました。

 

そんな時は配達先のトイレを貸してもらうしかありません。

 

貸してもらえる確率の高いところでいうと、会社や飲食店などのお店です。

 

これらのお店は定期的に配達に行くので顔見知りになりやすく、配達した時にサインをしてもらってただ荷物を渡すだけではなく、小さなコミュニケーションを取るようにしていたので、トイレも借りやすかったです。

 

そして一番大変だったのは、便意を催した時に、近くに公共のトイレやコンビニ、よく配達に行くお店や会社が無い時でした。

 

 もうその時は最終手段で配達先の人に頼んでトイレを借りるしかありませんでした。

 

しかしいつも配達していれば、大体どんな人が貸してくれそうで、どんな人が貸してくれなさそうかわかるようになってきます。

 

借りづらかったのは、旦那さんが仕事に行っていて家にいる若妻系の人や一人暮らしのの若者系で、借りやすかったの配達行った際によく話しかけてくるおばあちゃんの家などでした。

 

この部分は、日頃配達に行った時にいかに愛想をよくして相手に警戒心を持たせないかが重要でした。

 

幸い、私の記憶の中では断られた経験はありませんでした。

 

しかし、信頼関係を気づいていない人の場合は会社に迷惑をかける可能性もあったのでなかなか頼むことはできませんでした。

 

あとは荷物を取りに帰った時に配送センターでできるだけトイレを済ませることを心がけていました。

 

それでも、症状が活発になっている時には、トイレに行ってもすぐにまたトイレに行きたくなるので、常にストレスでした。

 

そのストレスがまた病気に対してよくない方向に働くので、配達の仕事と潰瘍性大腸炎は最悪の相性です。

 

しかし、良かった面もありました。

 

それは「我慢できる限界を知れたこと」です。

 

便意を催してから普通なら近くにトイレがあってすぐに行くことができますが、それが配達中の場合はトイレを探すことから始めなければならないので、これがいかに辛い事か潰瘍性大腸炎の人はわかっていただけるかと思います。

 

さらに、時間指定の荷物を抱えている時には、遅れてしまうとクレームになってしまう可能性もあったので、可能な限り持っている時間指定の荷物を配達してからトイレに向かっていました。

 

そんなことをしていたらたまに漏らしてしまうこともありましたので、それを繰り返すうちに、感覚的に、「このタイミングでトイレに行けば間に合う」ということがわかるようになりました。

 

長時間運転しなければならない大型トラックの運転手をすることは想像しただけでゾッとします笑

 

高速を走行している時に便意を催した時のことをイメージすると・・・

 

もし潰瘍性大腸炎の人で配送関係の仕事の人は、たとえ仕事をなんとかやることができても、必ず病気のことでストレスになる部分があると思うので、病気のためにも、別の仕事に変えられることをおすすめします。

 

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それからの職場で気を付けていたこと

 

 

運送業を辞めてからはすぐにトイレに行ける仕事にしていますが、それでもミーティングや、人と長時間会話している時などに便意を催した時は、とてもトイレに行き辛いです。

 

病気の事を職場の人たちに伝えると理解してもらいやすいですが、女性の場合などは病気が病気なだけに言いづらいかと思いますが、最低限、上司や仲の良い人には伝えておいた方がいいかと思います。

 

それと、トイレに行くタイミングは、再燃している時などは「そろそろいきたくなりそうだな」ぐらいのタイミングでトイレに向かうとちょうどよかったりします。

 

再燃の時は座って力めば何かしらでますからね笑

 

仕事中は毎回行きたいと思った瞬間に行けるわけではないので、体調が悪い時に少しでも危ないと思ったら、余裕のあるうちからトイレに行くためのプランを考えながらその状況を切り抜けることを考え始めましょう。

 

例えば会話中に催した場合だったら、「そろそろヤバいな」と感じ始めた瞬間から私は、「どうやってこの話を早く終わらせてトイレに向かうか」というプランを頭の中で立てはじめます。

 

社会生活の中では、公の眼前でうんこを漏らすこと以上の屈辱はなかなかないので、たとえ相手から少し失礼だと思われようが、一旦会話なり作業なりを終わらせてトイレに行く勇気は必要です。

 

事が終わったら謝罪をすればいい話です。

 

最初は難しいと思うので、もしもの時のために予備の下着を職場に持って行った方がいいです。

 

私も最初の頃はそうしていました。

 

潰瘍性大腸炎の症状は、元気な人からしたら所詮「頻繁にトイレに行く病気」としか認識されませんが、病気を持っている当人からしたら精神的にかなり辛い病気です。

 

しっかりと漏らさないように予防をして、できるだけストレスの無い職場環境を自分で作りましょう!

 

 

 

あなたの健康を願っています。