病気という名の先生

潰瘍性大腸炎になり健康に目覚め、医者に頼らずに生きていく事を決心

腸の喜ぶものと害になるもの

 

体内の腸内フローラの善玉菌、悪玉菌がからだに様々な影響を与えていることをこちらでは書いています。

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今回はそんな腸内細菌によい影響、悪い影響を与えるものを紹介していきたいと思います。

 

抗生物質と食品添加物

 

まずは身近にあるもので腸内にとってよくないものを知っておきましょう。

 

知ることによって、摂取しないように気を付けることができるようになりますし、今まで知らずに取っていて善玉菌を減らしてしまっていたことを、これから避けられるようになってきます。

 

まずは出来るだけ食品添加物を避けていただきたいです。

 

これはコンビニや普通のスーパーで売っている食品のほとんどに入っています。

見栄えのために着色料や光沢剤、保存性を高めるための保存料、その他もの凄い量の食品添加物が日本の食品には添加されています。

 

私たちは本来、海や山、畑で栽培された自然の食品しか取っていなかったのに、時代が変化するにつれて不自然な食品を口にするようになり、それだけが原因ではありませんが、様々な病気を発症するようになりました。

 

もちろんそれらの食品添加物には安全基準が設けられており、その範囲内で製造されています。

 

しかし、長年の摂取や、他の食品添加物と摂取したときの体内での反応はまだ誰もわかりませんし、反応は人によって様々なので、摂取しないもしくはできる限り避けるに越したことはありません。

 

 

添加物が菌に与える影響 

 

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 添加物が菌に与える影響は、合成保存料・合成着色料・発色剤・結着補強剤での調査では、腸内細菌の発育や増加に悪影響を及ぼしているという結果が出ているようです。

 

特に保存料は食品に付着した細菌の増殖を抑える目的で作られているので、体内に入るともちろん腸内フローラにも影響があり、よい菌にもダメージを与えてしまいます。

 

食品添加物が生み出された目的は、人体へ悪影響を及ぼすためではなく、食物の長期保存や香りや見栄えをよくするためです。

 

しかしそれがからだの中でどのように作用するかは考えられていなかったせいで、現代人の腸は直接影響を受け、腸内フローラのバランスが崩れてしまい、様々な不調や病気の引き金になってしまいます。

 

今の世の中には本当にたくさんの食べ物が溢れており、日本という国はほとんど人が何を食べるか選択することが可能である豊かな国です。

 

少しづつ勉強していき、腸やからだによい食材を積極的に選択していきましょう。

 

このブログが少しでもそのお役に立てれば幸いです。

 

同じように菌を殺すために添加されているのが、水道水に含まれている塩素です。

 

塩素のおかげで感染症が激減したという恩恵はもちろん受けているのですが、その殺菌力は腸内フローラにも影響を与えますので、100円ショップで買ったもでも付けないよりははるかにいいので、浄水器をぜひ使いましょう。

 

 

抗生物質による影響

 

まず抗生物質とは、「微生物によって作られた化学物質で、他の微生物や病原菌の発育・活動などを防いで増殖を抑えるはたらきがある」ものです。

 

「風邪になったら抗生物質を飲む」という人がいますが、風邪はウイルスが原因のものなので、抗生物質は直接風邪には効きません。

 

ただし、風邪によって喉や気管支の粘膜が傷ついて細菌が繁殖してしまった場合や、扁桃腺炎を引き起こす溶連菌、マイコプラズマ肺炎などの細菌による症状の場合には抗生物質は効果があります。

 

しかしながら、抗生物質はからだに悪影響のある病原菌にだけ有効なわけではなく、よい腸内細菌まで殺してしまいます。

 

そのため、下痢をしたり便の量が少なくなってしまいます。

 

私が抗生物質を飲んだときはよく下痢をしており、このことを知ってからは抗生物質を飲まなくなりました。

 

「抗生物質を処方する」と医師に言われたときは、しっかりと医師とメリットとデメリットを話し合い、抗生物質をとると体調を崩しやすい場合は、乳酸菌や、ビフィズス菌製剤を同時に処方してもらえるかどうかも相談してみましょう。

 

 

 

腸によい食べ物

 

 

さてどのような食品が腸の喜ぶ食べ物なのでしょうか?

 

それは善玉菌を増やす食べ物で、大豆や発酵食品です。

 

 

大豆の驚くべき効果

 

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大豆には言わずと知れたイソフラボンという物質が含まれており、それが腸内に入ると腸内細菌のはたらきでエクオールという物質に変化します。

 

このエクオールは、スーパーイソフラボンとも呼ばれており、女性ホルモンのエストロゲンと似た物質であり、それが体内でエストロゲン受容体(エストロゲンが鍵だとすると、それを入れる鍵穴)にはまります。

 

すると、女性ホルモンの役割である、肌の状態の改善(肌ツヤの向上)や、骨を丈夫に保ち、内臓脂肪をつきにくくする作用により、骨粗しょう症やメタボ予防など、女性にとってとても喜ばしい作用につながります。

 

それだけではなく、乳がん、卵巣がん、子宮がんなどのホルモン関係のガン、それに男性ホルモンのアンドロゲンにもはたらきかけ、抜け毛や前立腺ガンの発生も抑えたりと男女共に素晴らしい効果をもたらします。

 

しかしこのエクオールを作るはたらき(エクオール産生能)は、大豆を普段から食べる習慣の無い人は無いこともあり、そういう人たちのためのサプリや食品の開発が進められているそうです。

 

大豆にはエクオールになるイソフラボンだけではなく、食物繊維、植物性タンパク質、カルシウム、マグネシウム、ビタミンEなど、とても豊富な栄養を含み、栄養食品としての代表食品なので、ぜひ積極的にとるようにしましょう。

 

 

腸の喜ぶ食品

 

日本には様々な発酵食品があり、それらを多く使った和食は、ユネスコ無形文化遺産にもなりました。

 

代表的なものでは、味噌や醤油には麹菌、納豆には納豆菌、甘酒や漬物には豊富な乳酸菌が含まれています。

 

日本以外の代表的な発酵食品では、乳酸菌の多いチーズやキムチ、ビフィズス菌で有名なヨーグルトなどがあります。

 

他にも昆布、わかめ、のり、もずく、ひじきなどの海藻類もからだによく、それら多くの食品が和食に使われています。

 

ビタミンやミネラル、それに食物繊維も豊富に含まれており、善玉菌のエサになるため、腸にとってもとても喜ばしい食品です。

 

食物繊維でいうと、ゴボウやニンジンなどの根菜類、豆類、穀物(例:玄米)やイモ類に特に多く含まれます。

 

食物繊維は人間の体内では分解しにくいため、腸の蠕動運動を活発にし、便通の改善にも大きな効果を発揮します。

 

もう一つ腸によいとされているものでオリゴ糖があります。

 

オリゴ糖は胃や小腸で吸収されづらく、大腸に届きやすいという特徴があります。

 

色々な野菜、特に根菜類(ごぼう、たまねぎ、にんにく、ジャガイモなど)に多く含まれており、腸内フローラを元気にするのを助け、肌荒れ、便秘、血糖値やコレステロール値の改善、また、虫歯を防ぐなど、メリットばかりです。

 

他にもオリゴ糖を含む食材では、はちみつ、バナナ、トウモロコシ、キャベツ、豆乳などにも多く含まれています。

 

 

 

まとめ

 

上記で述べたような食品たちを日々の食卓の中に取り入れることによって、彩り豊か食卓となり、善玉菌が喜び、腸内も元気になり、健康を保つことができます。

 

私たちも動物ですので、薬など自然界にないものを長期的に摂取してしまうとからだに異常がおきてしまいます。

 

出来る限り自然の食べ物から栄養をとるようにしてみてください。

 

特に日本食には先人たちの知恵が詰まっており、知れば知るほど先人たちの知恵にはいつも驚かされます。

 

 

 

あなたの健康を願っています。